メルカリの2019年6月期決算は約138億円の赤字に

『メルカリ』は引き続き成長をキープし、『メルペイ』やAI人材の採用など、強固な基盤作りに積極投資

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国内のCtoCセールスを活性化させる「メルカリ」は、8月8日(木)に2019年6月期(18年7月~19年6月)の決算短信を発表。売上は前期比44.5%増の516億8,300万円、営業損益が121億4,900万円の赤字となり、純損益で137億6,400万円の赤字を計上した。

増収減益となった今期は、『メルカリ』の国内事業が通期で高い成長を継続。エンタメ・ホビーが通期前年比+59%の成長を記録したほか、将来の成長ドライバーとなる自動車やカーパーツなどの強化に成功した。また、コアユーザである20〜30代女性の着実な月間アクティブユーザーの増加に加え、50歳以上のユーザが通期前年比約6割の増加。さらに男性ユーザも月間アクティブユーザー増加を牽引し、赤字計上の大きな要因のひとつ『メルペイ』の成長も増収を後押しした。

赤字の大きな原因は、先行投資にある。同社はAI人材の採用、米国事業への注力、そしてモバイル決済サービス『メルペイ』に積極的な投資を行い、強固な基盤構築に専念。特に『メルペイ』はサービス開始からわずか125日間で登録者数200万人を突破し、利用率が高かったQRコード決済サービスで総合満足度No.1に選ばれ、競争の激化するキャッシュレス決済市場で頭一つ抜ける可能性が出てきた。

サステナビリティがキーワードとなりつつある現代において、“捨てる”をなくし、価値が循環する社会の実現を目指す「メルカリ」の貢献度は、今後さらに上昇していくに違いない。鹿島アントラーズの買収もあり、今後の事業展開に期待は膨らむ一方だ。

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