Off-White™️ が OffWhite に訴えられる

主張はわかるが勝ち目は薄い?

ファッション
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Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)手がける〈Off-White™️(オフホワイト)〉といえば、ファッション業界において知らぬものはいないほどの認知度を誇るが、Virgilの“サンプリング的な”デザイン哲学によって、度々訴訟問題が起きていることは有名な話。そして、今度はその“ありがちな”ブランド名が槍玉に上げられた。

『The Fashion Law』のレポートによると、アメリカ・ニューヨークを拠点とするマーケティング・クリエイティブエージェンシー「OffWhite Productions LLC」が、同都市の連邦裁判所に苦情を提出。その内容とは、Virgilのブランドが自社の登録商標に酷似しており商標権侵害にあたると主張。1990年代後半に設立された同クリエイティブエージェンシー。WEBサイトも2001年から運営しており、2012年に動き出した〈Off-White™️〉より15年ほど早いことになる。

「OffWhite Productions LLC」は、連邦商標権侵害、不当競争、商標の希薄化を訴えており、金銭的な損害賠償請求と侵害の疑いのあるブランド名を〈Off-White™️〉が継続使用しないことを望んでいるという。しかし『The Fashion Law』は以下のように指摘する。商標権侵害の訴訟において重要視されるのは、消費者が両当事者のプロダクトを混同する可能性があるか否か。Kanye West(カニエ・ウェスト)の元クリエイティブディレクターであり、現〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉のメンズ アーティスティック・ディレクターという名声と知名度を考えると、Virgil Ablohおよび〈Off-White™️〉をニューヨークのいちクリエイティブエージェンシーと混同する可能性は極めて低い(またその逆も同様に)。

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