Kanye West の働きかけによってトランプ大統領が A$AP Rocky 釈放に向け動き出す
スウェーデンには保釈制度そのものが存在していないが……
2019年7月3日（現地時間）よりスウェーデンにて勾留中のA$AP Rocky（エイサップ・ロッキー）を巡って、遂にDonald Trump（ドナルド・トランプ）米大統領が動き出した。
Kanye West（カニエ・ウェスト）とKim Kardashian（キム・カーダシアン）からの要請を受けた形のトランプ大統領であるが、自身のTwitterに「Kanye Westと彼の友人であるA$AP Rockyの勾留について話したところ。スウェーデンの首相に電話して、A$AP Rockyを助けるために何ができるか確認する」と投稿。そして、電話会談を終えたその翌日には以下のようにツイートしている「スウェーデンの首相であるStefan Löfven（ステファン・ロベーン）氏と非常に良い会話ができた。彼はアメリカ市民であるA$AP Rockyが公正に扱われることを保証してくれた。また、彼にRockyは逃亡する恐れはなく、個人的に保釈金を保証すると伝えた」
Just spoke to @KanyeWest about his friend A$AP Rocky’s incarceration. I will be calling the very talented Prime Minister of Sweden to see what we can do about helping A$AP Rocky. So many people would like to see this quickly resolved!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年7月19日
Just had a very good call with @SwedishPM Stefan Löfven who assured me that American citizen A$AP Rocky will be treated fairly. Likewise, I assured him that A$AP was not a flight risk and offered to personally vouch for his bail, or an alternative….
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年7月20日
しかしながら、スウェーデンに保釈の制度そのものが存在していない。トランプ大統領は、48時間以内にさらなる会談が開かれるとしたが、 Löfven側のスポークスマンは「今後の会談もあり得るが現在のところ予定されていない」と発表。さらに「会談は友好的で敬意に満ちたものだったが、首相はスウェーデンの司法制度、検察官、裁判所は完全に独立していると強調した」と述べ「スウェーデンにおいては、全ての人が法のもとに平等であり、政府が司法手続きに影響を及ぼすことや及ぼす意思がないことを強調した」とコメントした。
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