Apple の最高デザイン責任者 ジョニー・アイブ の退社理由は CEO ティム・クック とのすれ違い?

ティム・クックも少々お怒りのご様子

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先日明らかとなった、「Apple(アップル)」の最高デザイン責任者(CDO)を務めるJony Ive(ジョニー・アイブ)の2019年内の退社ニュース。iMacやiPhoneといった製品のデザインを統括してきた人物であり、その退社のニュースが発表された際には「Apple」の株価が数時間で下げに転じ、計1兆円近い額下がったほどには超重要人物であるわけだが、今回はその退社の理由に関する注目のニュースが登場した。

米『The Wall Street Journal』誌が報じたところによると、Jony Ive退社の理由は端的に言えば「CEOを務めるTim Cook(ティム・クック)がデザインに無関心であった」からとのこと。この報道は匿名の「Apple」社員からの情報の基づくものとして報じられ、Tim Cookが製品開発のプロセスのほとんど興味を示さなかったことがJony Iveを落胆させ、退職への道を歩ませたとしている。また『Bloomberg』誌も2015年のApple Watchがリリースされたあたりから、Jony Iveの“Apple愛”は下がっていったと報じている。

しかしこの報道に「待った」をかけたのが、現CEOのTim Cook。同氏は米「CNBC」の記者であるDylan Byers(ディラン・バイヤーズ)に反論メールを送り、Byers氏はそのメール内容をツイートで発表した。そこには「あの記事は馬鹿げているよ。記事内容や現実とは異なっている。そもそもの時点で、あの記事はAppleが、そしてデザインチームがどのように働いているかの理解が欠けている」、「我々のデザインチームはとても優れている。Jonyが(退社発表のプレスリリース内で)述べたように、彼らはとても力強く、今後も成長を遂げていくだろう」と綴られている。

2020年に自らの新会社「LoveFrom」を設立し、今後もクライアントのひとつとして「Apple」に携わっていくことを断言しているJony Ive。そのことからも察するにTim Cookとの仲違い説は信じがたいが、今後も「Apple」の動向に注目しておこう。

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