スキーマ建築計画がデザインした最も“違和感”のあるメガネ屋 JINS 銀座ロフト店

キッチン用スポンジの上にメガネだと……?

デザイン
300 Hypes

建築やインテリアは、洋服などと同じく最も身の回りにあるデザインのひとつだが、「灯台下暗し」という言葉があるとおり、なかなかそれに目を向ける人は多くはない。しかし、今この記事を読んでいるあなたがいるオフィス、自宅、商業施設、飲食店、電車の中も“誰かによってデザインされた空間”ということを意識すると、その見え方は大きく変わってくるはずだ。だからこそ、『HYPEBEAST(ハイプビースト)』でもファッションやスニーカーの合間を縫って、時折こうして建築情報をお届けしているのだが、やはり「スキーマ建築計画」の発想はいつも実験的で、見る者やそこで働く人々をワクワクさせてくれる。

長坂常率いる同建築事務所が設計した『JINS銀座ロフト店』は、まず、「メガネ置きを考える」ことから計画がスタートしたという。そして、色々な日常品の中から比較検討した結果、キッチン用スポンジでお馴染み「Scotch Brite(スコッチ・ブライト)」のスポンジエースが一番優しく安定して置くことができるという結論にたどり着いた。そして、そのスポンジが日常品であることから、置かれるところも日常的に馴染みのあるスチールラックが良いと考え、それと同時にスチールラックだけでは賄えない什器があるため、それらもスチールラックをカスタマイズして製作されている。

「スポンジの上にメガネ……」、この“違和感”によりメガネを手に取る人は確実に増えたことだろう。是非、銀座に訪れた際はこの『JINS銀座ロフト店』に足を運び、「スキーマ建築計画」のアイディアと〈JINS(ジンズ)〉のメガネの共演を楽しんでみてはいかがだろうか。

同じく「スキーマ建築計画」がデザインした『ブルーボトルコーヒー 大丸東京カフェスタンド』の様子は、こちらから。

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