これまで公開されていなかった A$AP Rocky による暴行事件の詳細が明らかに
いくつかの新事実が明るみに

スウェーデン・ストックホルムで起きた暴行事件によって起訴されたラッパーのA$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)。いまだ謎に満ちた部分の多い事件であったが、ストックホルム検察が公開した予備調査によって、新たな詳細が明らかとなった。
552ページにも渡るこの調査文書。調査で撮影された写真では、被害者とされる人物の荒れた唇、あざ、切り傷などが映し出されており、スウェーデンの法医学委員会によれば、これらは“割れたガラスなどの物体”によって引き起こされた怪我と思われるとのこと。また、この人物は警察での事情聴取の際に、2人の男性に暴行されたと主張。そのうちひとりはA$AP Rockyであり、ビール瓶で頭、腕、胸、足を殴られたという。また同文書では、Rockyクルー間でのテキストメッセージも公開されており、事件について詳細に議論されているという。クルーのうちのひとりはこの出来事を録画するように命じられ、Rockyとボディガードが誰かをボコボコにするのを目撃したという。またRockyは自身のInstagramにて無罪を主張する映像を公開しているが、それは“やや整えられたもの”だった模様。別のテキストメッセージでは「Rockyが携帯の動画を全て削除して(編集済みの)ひとつだけを残しているといいけど」と綴られている。
Rockyへの尋問にも言及されており、彼は喧嘩は認めるものの犯罪性は否定しているという。被害者を何回殴ったのか?という質問には「覚えていない。喧嘩で殴った回数は数えないし、自分自身を防御するだけ」と答えているようだ。これらに対しRockyの弁護士は「彼は被害者を地面に叩きつけ、そのような行動(殴る蹴る)を起こしたが、検察側が主張しているようものとは認めていない」と述べているようだ。
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