ケビン・デュラントのアキレス腱断裂が揺るがすNBAの行く末

今オフのFA市場にも大きな影響が……

スポーツ
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NBAファイナル第5戦で再び負傷したゴールデンステート・ウォリアーズのKevin Durant(ケビン・デュラント)。怪我の程度が懸念されていたが、ウォリアーズ陣営の予想が的中してしまう形で、アキレス腱断裂と判明した。

第5戦後、MRI検査のためニューヨークへ飛んだDurantは、そのまま手術を受けた模様。ベッドに横たわる痛々しい姿と共に現在の心境をInstagramに投稿した。キャプションでは「3連覇達成のためチームメイトを助けたかった」と第5戦出場への後悔はない旨をコメントしている。

仮にウォリアーズが逆転優勝を果たしたとしてもその代償は大きかったと言わざるおえない。アキレス腱断裂は選手生命を脅かすほどの大怪我であり、KDは来シーズン全休も見込まれる。DurantのチームメイトであるDeMarcus Cousins(デマーカス・カズンズ)も2018年1月にアキレス腱を断裂しており、復帰までに357日、2013年に同様の怪我を負ったKobe Bryant(コービー・ブライアント)は240日を費やした。Kobeについていえば、以前のような輝きは取り戻せず、その後引退までの3シーズン合計でわずか107試合(1シーズンは82試合)にしか出場できていない。Kobeの引退は実質的にアキレス腱断裂が引き金となっているが、怪我なくそのまま試合に出続けていれば、Kareem Abdul-Jabbar(カリーム・アブドゥル=ジャバー)の持つ歴代最多得点記録に肉薄していた可能性も捨てきれないだろう。

Kobeは当時34歳であり、今年で31歳となるKDとの単純比較はできないが、全盛期真っ只中での来シーズン全休はKDにとってもリーグにとっても大きな痛手。またDurantは、今夏にプレーヤーオプションを行使してFAとなることが確実視されていたが、その決断にも影響を及ぼしそうだ。来季のNBA勢力図も当初の予想と全く異なったものになってくるであろう……。

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