National Geographic が2019年のトラベル写真賞を発表
グランプリは、グリーンランド西部の小さな漁村ウペルナビクの幻想的な夕焼けを撮影した一枚











『National Geographic(ナショナルジオグラフィック)』が、2019年のトラベル写真賞を発表した。グランプリに選ばれたのは、Weimin Chu(チュ・ウェイミン)が撮影したグリーンランド西部の小さな漁村ウペルナビクだ。
「すごく調和が取れていると感じたんです。島全体が白く冷たい雪で覆われ、青みがかった夕焼けがより寒い印象を与えている。でも、窓から漏れる光や、(道を照らす)直線的な光と三人の家族が世界を再び暖かくしていますよね」、“Winter in Greenland”と名付けられたこの写真について、Chuは語る。「私はこのコントラストとこの情景が大好きです。ベストな瞬間を切り取るために、この時は何度もシャッターを押しましたよ」。Chuはグランプリにあたり、『National Geographic』のInstagramのトラベルアカウントでフィーチャーされると同時に、7,500ドルの賞金を獲得した。
トラベル写真賞には、この写真が応募された“Cities”部門のほかにも、“People”部門や“Nature”部門が設けられている。“People”部門は、中国・黎城県で開催される歌劇前の演者たちを捉えたHuaifeng Li(フィイフェン・リー)の一枚が受賞。一方の“Nature”部門では、Tamara Blazquez Haik(タマラ・ブラスケス・ハイク)がシロエリハゲワシを接写した写真が選出された。
受賞作品は、上のフォトギャラリーから。あわせて、“International Landscape Photographer of the Year”の受賞作品もチェックしてみてはいかがだろうか。