ケビン・デュラントが NBA ファイナル第5戦で再び負傷した際に見せたラプターズ陣営の感動的なスポーツマンシップ
KD負傷に湧き上がるファンをラプターズの選手たちがなだめると退場の際には拍手とチャントが起こり、DrakeがKDに慰めの言葉をかける場面も
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NBAファイナル第5戦は、ゴールデンステート・ウォリアーズが意地をみせて接戦をものにし、戦績を2勝3敗へと戻した。この試合、GSWの得点源であるKevin Durant(ケビン・デュラント)が戦線復帰。しかし、第2Qで再び負傷し、ウォリアーズ陣営には暗雲が立ち込めた。一方、初のNBA制覇が目前に迫るトロント・ラプターズのファンたちは、スター選手の怪我に興奮。だが、この直後の出来事は、まさにNBAとスポーツの素晴らしさを体現するような瞬間だった。
『スコシアバンク・アリーナ』のリアクションに難色を示したウォリアーズ。しかし、これを受けて、Kyle Lowry(カイル・ロウリー)やSerge Ibaka(サージ・イバーカ)がコート上から、ファンに落ち着くようジェスチャーでアピールをした。すると、KDが肩を借りてコートを去る際には、ラプターズファンからKDコールと拍手が巻き起こり、あの熱狂的ラプターズファンであるDrakeもDurantに向かって慰めの言葉をかけ、「何でこうなるんだよ!」といった様子で声を荒げて頭を抱えた。
ラプターズの選手、そしてそれに応じたファンのリアクションに、SNSでは賛辞の声が。また、Dwayne Wade(ドウェイン・ウェイド)は「@KDTrey5は全てをやり遂げた。この怪我は、僕が経験した中でもっとも感情を煽るものだ。彼はベストな状態でないことを知っていたにもかかわらず、兄弟たちのためにここへ戻ってきたかったんだ。これがスポーツだ!これこそ愛なんだ!」とTwitterに投稿し、#35の姿勢を讃えた。
ウォリアーズのBob Myers(ボブ・マイヤーズ)によると、Durantの負傷箇所はアキレス腱。MRIは明日以降となるが、選手生命にかかわるような怪我でないことをただ祈るばかりである。
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Kyle Lowry and the Warriors tell fans to stop cheering as Kevin Durant walks off with an injury. pic.twitter.com/UldE49bF22
— ESPN (@espn) 2019年6月11日
Drake consoled Kevin Durant as he walked off in the second quarter. pic.twitter.com/05ZpHdL49l
— ESPN (@espn) 2019年6月11日
Iggy helped KD walk to the locker room after his injury. pic.twitter.com/6TLRPRCiW0
— NBA on ESPN (@ESPNNBA) 2019年6月11日