Tyler, the Creator が最新アルバム『IGOR』で山下達郎をサンプリング
Tylerはかねてからのヤマタツファンとして知られ、新作では10曲目の“GONE, GONE / THANK YOU”で1998年リリースの“Fragile”を使用

Tyler, the Creator(タイラー・ザ・クリエイター)は先週、自身5作目となるアルバム『IGOR(イゴール)』をリリースした。本作には、Playboi Carti(プレイボーイ・カルティ)、Lil Uzi Vert(リル・ウージー・ヴァート)、Charlie Wilson(チャーリー・ウィルソン)、Kanye West(カニエ・ウェスト)、Pharrell Williams(ファレル・ウェリアムス)ら豪華アーティストをクレジット。また、Tylerはリリースの発表時に「IGOR。これはBASTARDでも、GOBLINでも、WOLFでも、CHERRY BOMBでも、FLOWER BOYでもない。IGORだ。EEE-GOREって読むんだぞ。ラップアルバムとして期待してほしくはない。どんなアルバムとしても期待するな。いいから聴け、ただ浸るんだ」とのコメントを発表。このことから作品への相当な自信が伺えたが、それは過信ではなく、多様な音楽性はヒップホップの新境地を感じさせ、賞賛の声は今なお鳴り止まない状況だ。
その『IGOR』において、「Odd Future(オッド・フューチャー)」のボスが、山下達郎をサンプリングしていることが判明。該当の曲は、10曲目の収録曲“GONE, GONE / THANK YOU”で、1998年リリースの『COZY』から“Fragile”が使用されている。Tylerが山下達郎のファンであることはコアなファンの間では周知のことであり、Tylerは過去にもPodcast(ポッドキャスト)で山下達郎の楽曲を流していたことがある。
兎にも角にも、今年のヒップホップシーンのハイライトとなりそうな一枚だけに、視聴がお済みでない方は『Apple Music(アップル ミュージック)』や『Spotify(スポティファイ)』などのサービスからダウンロードをしてみてはいかがだろうか。