フランス人アーティスト JR がパリのルーブル美術館を舞台にした巨大トリックアート作品を制作

パリの街中ど真ん中に巨大な採石場、そしてそこから掘り起こされた巨大ピラミッドが出現

アート
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フランス出身のアーティスト、JR(ジェイアール)。貧困や紛争、弾圧などといった社会問題に直面する人々のポートレート写真を撮影し、それを街中の建物や壁、屋上に大きく張り出すことで、世界中の人々からの視線をアートを通してその背後にある社会問題に向けるという社会的アート活動でも知られている人物である。そんな現在のアートシーンを語る上で避けては通れないキーパーソンのひとりであるJRが、今回はフランス・パリの有名美術館『ルーブル美術館(Musée du Louvre)』とチームアップ。同館のアイコンとしても知られるガラスのピラミッド“Pyramide du Louvre”の完成30年を記念した巨大なアート作品を完成させた。

JRが『ルーブル美術館』とチームアップするのは今回が初めてではなく、2016年にもピラミッドにその後部に位置する美術館本体の写真を貼り付けることでピラミッドと美術館本体を視点によっては同化させ、ピラミッドが消えてしまうように見せるトリックアートのような作品を期間限定で展示。“JR au Louvre”と題された同プロジェクトは世界的に大きな注目を集めたが、今回の新プロジェクトで約3年ぶりの再チームアップとなった。

3月末から約400人もの人員を動かしてその制作が行われ、3月30日(現地時間)にお披露目されたその話題の新作。ガラス製のピラミッドを中心に据えている点においては2016年と同様だが、今回は中央に鎮座する巨大なピラミッド本体に手を加えるのではなく、その周りにアートワークを落とし込んでいくことで、美術館本体の屋根中央部分から見るとまるで巨大な採石場からピラミッドが採掘されたかのように見えるトリックアート作品となっている。

残念ながらJRが手がけたこの巨大トリックアート作品を見ることができるのは4月1日(現地時間)までということなので、現時点で日本にいる方が直接見るのはなかなか難しいが、まずは下記のInstagram投稿よりその圧巻の作品を確認してみよう。

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