デザイン無断使用?を巡って Nike と New Era そして NBA が揃って訴えられる
Biggieの代名詞として多くの人の記憶に残る“あのセーター”の柄が裁判沙汰に発展
「“サンプリング”や“オマージュ”で済むなら、警察は要らねーよ」と言わんばかりに、デザイン盗用に関する争いが今日も法廷に持ち込まれる。本日の主人公は〈COOGI(クージー)〉。オーストラリア発のアパレルブランドであり、その特異な柄のニットウエアが1990年代のストリートシーンを席巻した。そして今回問題とされているのは、NBAブルックリン・ネッツの“Brooklyn Camo”ユニフォーム。このジャージは“City Edition”と呼ばれ、各チームの本拠地に所縁のあるテーマで彩られたスペシャルなデザインが魅力だ。
ブルックリンといえば、故The Notorious B.I.G.(ノトーリアス・B.I.G.)ことBiggie(ビギー)の出身地としても有名であり、ネッツは今シーズンの“City Edition”で、その伝説的ラッパーをトリビュート。色鮮やかな縁取りをあしらった今ユニフォームであるが、そのカラフルなパターンが〈Coogi〉のアイコニックなニットを連想させる。ご存知の方もいると思うが、Biggieは〈Coogi〉のセーターの熱心な愛用者でリリックの中にもブランド名が登場するほど。〈Coogi〉は、同ブランドのパターンを使うための適切な許可をネッツは受けていないと主張。そのため、ネッツ及びNBA、公式ユニフォームサプライヤーである〈Nike(ナイキ)〉、マーチャンダイズ販売をしている〈New Era(ニュー エラ)〉、〈Russell Brands(ラッセル ブランド)〉に対して法的措置を取るとのこと。芸能メディアの『TMZ』によると、〈Coogi〉側は損害賠償請求に加えて、Tシャツ、フーディ、ビーニー、キーホルダー、サンダル、バックパックを含む“Brooklyn Camo”を用いた全プロダクトの販売中止を要求している模様。その他NBA関連の最新情報もお見逃しなく。