ヨーロッパサッカーの構図を一変させる欧州スーパーリーグは2024年に誕生?
3ディビジョン構成で昇格・降格制度も導入、試合は週末開催など、設立に向けて「欧州サッカー連盟」と「欧州クラブ協会」が会議を実施した模様

日頃サッカー界で気になることといえば、各国リーグ戦および代表戦の結果や、有名選手の移籍の噂が主だが、水面下では“欧州スーパーリーグ”の実現に向けて、着々と話しが進んでいるのかもしれない。
スペインの『MARCA(マルカ)』の報道によると、「欧州サッカー連盟(UEFA)」とバルセロナ、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドなどの強豪クラブが中核をなす「欧州クラブ協会(ECA)」は3月19日(現地時間)、2024年以降にヨーロッパで開催されるカップ戦のフォーマット変更について会議を行ったようだ。数年前から様々な噂が蔓延してきたが、事実はそれと異なり、設立の真の理由はグループリーグにおける実力差と運営側の収益状況だという。
確かに、決勝トーナメントに名を連ねるクラブは例年ほぼ同じという現状があり、主要リーグ以外のクラブがグループステージを突破することは滅多にない。また、その競争格差により有料チャンネルの登録や視聴率も伸び悩んでいるため、よりエキサイティングな試合展開が期待できるよう、カップ戦の構造を一新することが計画されているようだ。
現段階では3ディビジョン制が有力で、各ディビジョンには16〜18チームが参戦予定。また、そのディビジョンには昇格・降格の制度も導入されるほか、世間からの関心を高めるべく、週末開催という案も飛びだしているようだ。
もし週末開催になった場合、各国所属リーグとの兼ね合いは……。まだまだ不透明なことも少なくないが、すでに欧州スーパーリーグは希望的観測の域を超えているのかもしれない。
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