Uncaged Hero Spotlight:並外れた創造力を培うための参考書
困難な壁を乗り越え、新たなビジョンを見出し続ける世界中のアーティストの助言を心に留めよ
“創造したい”という考えは生まれつき人間の本能に刷り込まれている。しかし、現代人は生き抜く上で様々な理由から、そのリミッターに制限をかけてしまうことがしばしば。そんな創造力を持て余した若き人材を育成するために、「Tiger Beer(タイガービール)」のグローバルキャンペーン“Uncaged Hero(解き放たれたヒーローたち)”が再び立ち上がり、それぞれの分野で培われた真の助言をここでお伝えしてゆく。
- 情熱はどのようにクリエイティブに反映されていますか?
Jun Chan:私はソウルフード職人とエンジニアという二足の草鞋を履いているので、そこに情熱を費やしています。それぞれ植物のように細胞、葉、枝のように細かい構造があり、自然、環境、人生経験、思い出がこの仕事に大きく影響しているでしょう。私が生み出す食べ物には、自然への感謝、マレーシアの風味、地元で生産された製品の使用という3つの軸を大切にしています。
Russlan:私はイラストレーターを仕事としていて、日々の情熱をアートに落とし込んでいます。この職業は一見、抽象的な行為だと思われがちですが、紙に線を引くことは日常でもあります。この想いを文字に書き起こすことは難しいですが、私の作品はドイツ語やロシア語がルーツであり、世界各地のあらゆる文化や歴史をインスピレーション源です。
Luuya:僕は幼い頃からキーボードを弾くことが好きで、気がついたらビートメーカーという職業に就いていました。馴染みのCDショップで購入した音楽に影響を受け、その音楽を生み出したDJやプロデューサーがどのような背景でこのトラックを生み出したのか、という点を考えながら新しいビートを作っています。
Yimsamer:“経験と技術を創造するという情熱を持って体験すること”が我らのモットーです。このテーマがあることで、デザインやアート、そしてテクノロジーにおける創造性を組み合わせ、没入型でユニークな作品を開発することができます。
Luuya
- どのように自分自身を鼓舞し続けていますか?
Jun Chan:自然のなかで過ごすことで、色、質感、形、匂い、音が私を刺激してくれます。そういった普段は気にかけない自分の周りの出来事を注意深く観察することで、あなたの新しい感性が磨かれると思います。
Russlan:感性の若いアーティストや見たことのない作品、新しい分野を日々模索し続けています。図書館や映画館、もしくは本屋でもいいですが、インスピレーション源はいくらでもあります。さらに、お金と時間に余裕があるときは旅行へ行くことで、新しいビジョンが芽生えてきます。
Luuya:自分が得意だと感じるものには何でも挑戦し、その結果自信に繋がると思います。このポジティブな考えが自分自身の鼓舞する上で欠かせません。
Yimsamer:他のアーティストの作品を見ることは重要ですね。だが、その作品からどのようなことを感じるかが大切であり、同じ体験をした人たちとディスカッションすることで専門知識が養われると思います。常に何事にも質問を持ち、最も創造的な答えを探すことを忘れないでほしいです。
- 自分と同じ考えを持つコミュニティの重要性とそのコミュニティを探し出す方法について教えてください。
Jun Chan:一言で言うと、コミュニティは重要です。結局のところ、誰の支配下でもない場所で自分の思想とマッチする人々と意見交換をする、ということに意味がある。時にはあなたの意見に共感する人もいれば、そうでない人もいる。例えば、初めてフルマラソンに参加する際は誰でもフィニッシュラインに辿り着くと思い、周囲と競争する。それは人生に置き換えても同じことであり、成功を掴むために自分自身の才能を伸ばしてくれるサポートを必要とします。しかし、そのコミュニティを見つけるために自分の地位を確立し、他人から尊敬される一面を持たなければなりません。何も考えのない人がどうやって人々に共感を煽ぐことができると思いますか?
Russlan:コミュニティは働きを活性化させる上で非常に重要な存在です。私はお客様とのコミュニケーションも芸術と考えていて、彼らからのフィードバックが私の限界を押し上げてくれると思っています。時には辛いこともありますが、少しの苦痛は必要でしょう。
Luuya:すべての人に浮き沈みがあります。個人が集まってコミュニティを形成すると、お互いに支え合い、個々で達成できないような強さが生まれます。だからこそ、私はコミュニティの重要性を高く評価しています。私がいまこのように仕事ができているのも、すべてはコミュニティのおかげです。
Yamsamer:正しいコミュニティを見つけることは新しい可能性を開拓するための鍵だと思います。自分の考えを別の観点から読み解くことができ、広い視点で物事を考えることができるようになる。クリエイティブな仕事を目指す方は、自己表現を磨くためにも自分好みのコミュニティを作りましょう。
- あなたは人生と情熱のバランスは取れていますか? 今現在、苦悩する人たちへのアドバイスはありますか?
Jun Chan:誠実な人、あなたの意見に支持的な人、忍耐強い人、この3つを持つコミュニティに身を置くことが必要です。自信を回復するために家族や愛する人を頼り、情熱を取り戻す。時間や気の休まる空間が必要なときももちろんありますが、適度な睡眠とリフレッシュすることも大切だと思います。私は極端な生活をしていたせいで、心体のバランスが取れなくなり、情熱を失いかけた時もありました。周囲の助けをもらいながら、インスピレーションを得て、心を開放する。これを意識することで素晴らしいアイデアが降ってくるでしょう。
Russlan:絵を描くことが私の人生のなかで最も優先順位が高いことであり、皆が朝起きで歯磨きをするようにドローイングが日々のルーティーンに組み込まれています。仕事とプライベートで分けるのではなく、仕事も趣味の一部だと思い、惜しみなくクリエイティブに時間を費やしてみてはいかがでしょうか。毎日ほんの数分、数時間でも没頭してみることで徐々に慣れていくと思います。
Luuya:時間管理は仕事をする上で必要不可欠です。しかし、効率的に仕事をする方法を学ぶには時間がかかります。私は4年以上に渡って仕事をしてきましたが、音楽スキルを伸ばすために1日2〜3時間は勉強を欠かさずやってきました。将来成功している自分の姿を想像し、少しでも多く学びの時間を割くことが近道だと思います。
Yamsamer:私たちは無理に人生と情熱のバランスを取る必要はないと思います。時間は限られた資源であり、その時間を作れないのであれば、それほど重要ではないということになります。例として誰かがトイレ掃除を100万円で委託してきたら、あなたは有無を言わさずトイレ掃除に時間を当てるでしょう。逆にその情熱が確かなら、お金や時間を度外視して情熱を追求し続けるのではないでしょうか。
- 情熱の火を消さない方法はありますか?
Jun Chan:仕事と生活のバランスを保つことは常識的に思えますが、そこにはしっかりとした規律が必要です。トレイルランニングが好きで、台所にいなくても屋外でたくさんの自分を見つけることができます。私は無理にでも4人の子供との時間を作ることで、仕事とプライベートの境界線を引いています。仕事と同じように遊びにも常に本気になることが、仕事への情熱を失わない方法ですね。
Russlan:私は真っ黒なインクと動物のブラシを使う伝統的な技法を学びましたが、そういった古典的な文化には必ず哲学があります。自分の心を無にしてテクニックを習得する際に、その方法を自然と身に付きました。それはある種の瞑想でありますが、この方法は誰しもができるとは限りません。
Luuya:私の場合、考えてから2日以内に自分の音楽が生まれないのであれば、1週間ほど休みを取りリフレッシュします。とことん突き詰めることもありますが、心と身体のバランスを整えない限り良い音楽は生まれません。
Yimsamer:常に新しいデザインを考えるにあたって、同業者ではない方たちと交流を持つようにしています。他愛も無い会話のなかから新しいクリエイションやアイデアが生まれるので、人との出会いは大切です。
Jun Chan
- 失敗した際、どのようにして自分の感情をキープしていますか?
Jun Chan:どんなに慎重に進めていても、失敗というアクシデントは避けることができません。特に何かをスタートしたときの失敗は付き物であり、そのプロセスや経験はのちに財産となるでしょう。私は結果に関係なく、1度の失敗から何を学ぶことができるのかに着目しています。
Russlan:失敗は全く恐れていませんね。失敗のない平凡な毎日が続いていたこともあり、数ヶ月前から両手を使った刺激のあるアートワークを始めました。うまく書けなくて実際に落ち込むときもありますが、私の場合は負のスパイラルから脱却するまでとにかく描き続けています。
Luuya:何もしないよりも試して失敗するほうが得策だと思います。時々、期待されすぎて不安に押し潰されそうなときもありますが、何事もポジティブに考えるようにしています。
Yimsamer:正直、失敗は大したことないですね。私たちはまだベストを尽くしきれてないと思っているので、常に高みを目指して努力をし続けるでしょう。
- あなたの人生において1番大きな壁は何でしたか? そして、どのように乗り越えましたか?
Jun Chan:私は5年間、週7日で働いていました。当然、心も身体もスタミナ切れに陥り、自分の料理にも自信がなくなりました。そこで改めて私生活の充実を求め、トレイルマラソンを始めました。繰り返しになりますが、プライペートの充実が仕事のやる気に繋がりますし、ストレス発散にもなります。その結果、再び料理が好きになり、自然と自分が作る料理にもリスペクトの心が生まれました。
Russlan:イラストレーターとしてのキャリアをスタートし、成功を求めすぎて大きな精神的病を患ったときですね。そのときは常に他人と比較するネガティブな自分がいたのですが、誰かと競争をするのではなく自分の作品を見つめ直すことで、気持ち新たにこの職業に誇りを持てるようになりました。
Luuya:何をしても音楽が思い浮かばなかったときは、さすがに精神的にも参りました。そんな悲観主義を克服するために長い年月をかけてスキル磨きに取り組んだことで、精神的なブロックを取り払うことに成功しましたね。
Yimsamer:私たちは幼い頃から今の職業を志していたのですが、周りからの信頼度はかなり低いものでした。さほど経験もなく、半ばこの職業を辞めようかと思うときもありましたが、周囲と支え合ってなんとか今に至ります。その時期があったからこそ、今では仕事に対する姿勢や意気込みも変わりました。
- 夢を追いかけることや情熱をうまく転換できない若者たちに一言お願いします。
Jun Chan:あなたの人生は1度しかありません。なので、まず自分の道をしっかりと歩み、自分の意思に従い、学ぶことを忘れずに生きてください。
Russlan:人生には2回の選択不可能なチャンスがあって、それは誕生と死です。その他に関してはすべてあなた次第で変えられ、時には失敗することもあるでしょう。挑戦しない限り失敗はないので、自分の持つ可能性を信じてみてはいかがでしょうか。
Luuya:挑戦することに早いも遅いもありません。燃え尽き症候群を回避するための得策としては、進化し続けることです。学ぶことをやめずに興味を持ち続ける、さらに時間をかけて新鮮なマインドを維持していってください。
Yimsamer:まずは自分を理解してくれるコミュニティを探し、刺激のある毎日を過ごしてください。あなたの情熱を維持するのを山登りに例えてみると良いでしょう。頂上に到達するまで挑戦を繰り返し、私たちが言う“Look for the fire(火を探す)”行動を心に刻み歩む必要があります。
その他、詳細は「Tiger Beer」のオフィシャルサイトよりご確認を。
未成年の飲酒は法律で禁止されています。


















