ユネスコがブラジル第2の都市 リオデジャネイロを“世界の建築の中心地”に選出
フランス・パリとオーストラリア・メルボルンを退け栄えある栄冠を手に
ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が、サンパウロに次ぐブラジル第2の都市であるリオデジャネイロを“World Capital of Architecture(世界の建築の首都)”に選出したことが明らかとなった。リオはこの栄冠を手にする初めて都市となり、同じく候補に挙がっていたフランス・パリとオーストラリア・メルボルンを退ける形に。
“World Capital of Architecture”は、ユネスコと国際建築家連合(UIA)によって設立され、建築遺産を保護し、世界的に文化/科学/貿易の発展を支援する目的で昨年秋よりパートナーシップを開始している。あわせて、リオはUIAが主催する国際会議フォーラムの開催地となり、2020年7月19日から26日にかけて開催される3年に一度の同イベントでは、世界中から何千人もの建築家が集まり、持続可能性、都市計画、流動性などのテーマについて議論される。
リオデジャネイロでは“持続可能な開発のための2030アジェンダ”の11番目の目標である“包摂的で安全かつ強靱で持続可能な都市及び人間居住を実現する”を推進するため、数多くのイベントを予定。これらは建築家、都市計画者、政策立案者、芸術家、作家などを集めて対話とイノベーションを生み出すための活動やプロジェクトを通してとり行なわれる。
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