Banksy が偽10ポンド札をモチーフにした作品を大英博物館に寄贈

2004年に群衆に向かってばら撒かれた作品がまさかの大英博物館所蔵コレクション入り

アート
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2018年はオークション会場での“絵画シュレッダー細断事件”で世界中の注目を掻っ攫い、最近では都知事を巻き込んだ東京での作品発見騒動で話題を集めた“芸術テロリスト”の異名をとる覆面アーティスト、Banksy(バンクシー)。もはや法を越えたと言っても過言ではないほどの注目と人気集める存在だが、今回はそんな彼が過去に制作した偽札モチーフの作品をロンドンの大英博物館に寄贈した、というニュースが登場した。

その作品は“Di-faced Tenner”という名称で呼ばれ、英国内に流通する10ポンド札をモチーフとした作品。本来エリザベス女王の肖像が描かれているところをウェールズ公妃ダイアナに入れ替え、“Bank of England”の文字を“Banksy of England”に変えるなどした法律ギリギリ(?)のものだ。同作品は10万枚ほど刷られたとされており、2004年にノッティングヒルにて開催されたカーニバルの最中に群衆に向かって何者かによってばら撒かれ、以降ファンやマニアの間では10ポンドをはるかに超える高値で取引されていた。

そして今回、その“Di-faced Tenner”をBanksy作品の認証を行う公式団体「Pest Control」が大英博物館に寄贈。キュレーターのTom Huckenhull(トム・ホックンハル)は、Banksy作品としては初となる同館の所蔵コレクション入りを『The Guardian』誌に明らかにしている。

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