Wikipedia の共同設立者によるSNSがローンチ
利用するユーザーからの寄付金のみで運営されるとのこと
世界的なインターネット百科事典『Wikipedia(ウィキペディア)』の共同設立者であるJimmy Wales(ジミーウェールズ)が、密かに新たなソーシャルネットワークサービスを立ち上げたことが明らかとなった。
『WT:Social』と名付けられたこの新しいSNSプラットフォームでは、既存の『Facebook』や『Twitter』などに類似するニュースフィード上で、気になる記事のリンクを共有し、コメントを残すことができる。コメントや“いいね”数の多い順で表示されるSNSサイトとは異なり『WT:Social』では一番新しい投稿が、ニュースフィードの最初に掲載されるという。更に、投稿型のソーシャルサイト『Reddit』のように、あるユーザーが関心事の分野について作成した投稿について、それを見た他のユーザーたちが議論をできる仕組みに。更に同SNS内では、政治、テック、音楽といった定番カテゴリーからマニアックなトピックまで幅広くジャンル分けされており、そこから利用者たちはそれぞれのテーマに適した場で意見を交わすことができるという。Jimmy氏のインタビューによると『WT:Social』は利用者からの募金から運営されるドネーション型の『Wikipedia』のビジネスモデルを踏襲すると説明。そして「広告で成り立つ某有名ソーシャルメディア企業の数々のビジネスモデルには問題がある。大きい利益を得るサイトこそ、間違った情報や質の低いコンテンツを提供している現状」と既存のSNSの問題点について指摘している。
そんな新たなソーシャルネットワーク『WT:Social』の利料金は、アメリカ基準で月額12.99ドル(約1,400円)/年額は100ドル(約1万900円)とのこと。また、11月6日(現地時間)の発表当日に2万5000人くらいのユーザーが登録していると発表していたが、投稿時点では既に16万人の会員数を達成している。
This was 2 days ago. 48 hours ago. I'm happy to announce we just passed 160,000 members! And it isn't slowing down yet.
On Monday we're going to ramp up the speed of admission on the waiting list, but you can skip ahead by inviting more people. https://t.co/WUU33sTS2m— Jimmy Wales (@jimmy_wales) November 17, 2019
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