YEEZY シリーズの低迷が adidas の四半期決算に影響か
売り上げは伸びるも成長率は鈍化
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去る11月6日(現地時間)、世界的スポーツブランド〈adidas(アディダス)〉が第3四半期決算を発表した。同社の第3四半期の売上高は6%増の約71億ドル(約7750億円)となり、市場予想を上回る結果となったが、フットウェア部門の売上高はわずか1%増にとどまった。また14%増を記録したインターネット通販は第2四半期の37%増と比較するとペースダウンする形となった。
国際ニュース通信社『Reuters(ロイター)』は、Kanye West(カニエ・ウエスト)の手がけるYEEZY BOOSTシリーズの低迷が、上記の両部門に影響を与えたとしている。Kanyeは激しい争奪戦が繰り広げられる同シリーズがより多くの人の手に渡ることを約束し、昨年YEEZY BOOST 350 V2 “Triple White”で100万足を超える大型リストックを敢行。これによって、Kanyeの目論見通り、YEEZY BOOSTの競争率は緩和されるも、ブランドの希少価値は低下。〈adidas〉の最高経営責任者であるKasper Rorsted(カスパー・ローステッド)は、〈YEEZY(イージー)〉のブランド価値を守るため、今年同シリーズに対して流通数制限の施策を取っていることを認めている。オンラインでの販売を主とするYEEZY BOOSTシリーズの流通数が減少すれば、それに伴いフットウェアおよびインターネット通販の売上高の伸び率が鈍化するのは自明のことだろう。
同社はYEEZY BOOSTシリーズの低迷を挽回するため、2020年に開催される欧州のチャンピオン国を決めるサッカートーナメント「EURO 2020」でのサッカー関連グッズの売上高増を図る。
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