KAWS が中国で大炎上
原因は2002年に製作されたアート作品
KAWS(カウズ)ことBrian Donnelly(ブライアン・ドネリー)が中国で大炎上している。
事の発端は『Sotheby’s Hong Kong(サザビーズ香港)』の開催するオークションの出品リストに並んだKAWS作品“UNTITLED”。2002年に製作されたこの作品は毛沢東のポートレイト写真に“XX”の目やクロスボーンといったKAWSをトレードマークをコラージュしたものである。
一部の人々は、この作品が中国および国民への侮辱と感じており、KAWSへの否定的な意見、抗議コメント、KAWSのプロダクトを燃やしている動画が『Instagram』や『Weibo』などのSNS上に大量に浮上している。既に〈UNIQLO(ユニクロ)〉中国とリセールプラットフォームの『Poizon』は、KAWSに関する全てをアイテムを店舗から撤去するというスタンスを取っている。
本作品は当初、中華人民共和国の建国70周年の1週間後である10月7日(現地時間)にオークションに登場する予定だったが、現在では出品が取り下げられている。落札推定価格は79,000〜12万1,000ドル(約830万〜1,300万円)と見込まれていた。
これに対し、KAWSも自身のInstagramアカウントにて以下のようにコメントしている「私は特定の人物、グループ、国を攻撃するようなアートワークを制作することは絶対にありません。私は常に誰もが知っているような画像を元に創作活動をしてきました。この作品が制作された2001年も同じです。この(毛沢東の)アートワークは政治的な動機に基づいて製作されたものでなく、現在も政治的に使用されるべきではありません。 私の家族、友人、ファンは世界中から集まっており、私が多様性を尊重するグローバルな創作活動に勤しんでいることを知っています」
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