Interviews:ANARCHY が自身初監督映画『WALKING MAN』の舞台裏を語る

いよいよ10月11日(金)公開となる『WALKING MAN』を記念したスペシャルインタビュー

エンターテインメント 
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いよいよ明日10月11日(金)公開となる、ラッパー ANARCHY(アナーキー)が初めてメガホンを握った映画『WALKING MAN』。『スカイハイ』『地雷震』といった作品で知られる人気漫画家の高橋ツトムが企画プロデュース、ドラマ『民衆の敵』などを手がける梶原阿貴が脚本を担当した本作は、主人公のアトムが奮闘しながら成長を遂げていく音楽&青春映画。その内容には監督を務めるANARCHYの実体験も盛り込まれているという。主演にはANARCHYと親交の深い野村周平を抜擢。さらにBAD HOPのT-Pablow、WILYWNKA、Leon Fanourakis、サイプレス上野ら現役ラッパーも多数出演している。

『HYPEBEAST』ではそんな注目作の公開にあわせ、監督のANARCHYへの独占インタビューを敢行。制作の裏側や今後の展望について語ってもらった。

ANARCHYさんご自身も映画やドラマなどに出演されていますが、ラッパーから俳優へのキャリアパスはアメリカでは一般的かと思います。そんな中、映画監督に興味を持ったのはいつ頃ですか? またきっかけも併せて教えてください。

映画って誰もが一度は作ってみたいと思う気がします。実現出来たことも嬉しいしけど、その作っていく過程が好きなのかもしれないです。音楽では自分が前に立っているので、映画では物作りの裏方的な事をやってみたかったです。

今回の作品にはご自身の実体験も盛り込まれているそうですが、作品の構想自体はいつからあったのですか?

実際に映画を創り出す時です。ヒップホップやラップを題材にして映画を撮ることは決めてました。主人公のアトムと僕は全く違う人物だけど、僕の感じた事や僕の経験してきた事は盛り込まれてると思います。

映画と音楽、表現方法は違えどメッセージを伝える点では共通しているかと思います。映画制作に携わるにあたって、アルバムや楽曲制作と似ている点はありましたか?

音楽は自分の仲間や少数の信頼できるスタッフが何人かいれば作れる気がします。ただ映画では大人数の力が必要ですし、気持ちを一つにして一つの作品に取り組まないと完成しません。音楽と映画は物作りとしては一緒な部分はあるけど、全く別ものな気がします。

また逆に最もチャレンジングだった点を教えてください。

僕が監督をする事です。

本作品には現役ラッパーが多数出演されていますが、キャスティングはどのような基準をもとに行われたのですか?

僕が注目する若手ラッパーだったり、その役に適した人をキャスティングしました。

後輩のラッパーにアドバイスされることはあるかと思いますが、ラップを本業としない野村周平さんを指導する上で心がけた点を教えてください。

ラップの上手い下手は結構どうでもよくて、気持ちの乗せ方やラッパーとしての写り方の指導はちょっとだけしました。

フロー、声質、リズム感、声量、個性などリリック以外にもラッパーとして大切な要素がありますが、野村さんのラッパーとしての資質/才能はいかがでしたか?

才能がなかったらこの役を任せてません。ただラッパーは生きてきた道でそのラッパーが決まる気がします。彼は根っからの役者だと思います。

ヒップホップコミュニティにおける人種問題を取り扱ったEminem(エミネム)プロデュースの映画が公開されますが、アメリカと比べると、ヒップホップカルチャーが真の意味では根付いていない(誤解の多い)日本において、ラップを題材とした映画を発表する意義などを教えていただけますか?

ラップを題材にしたのは、今の僕にはそれしかできないからです。ヒップホップやラップが広がる事はいいと思います。僕も音楽に助けられた1人だから。

これまでに影響を受けた映画監督、作品を教えていただけますか?

北野武さんと蜷川実花さんです。

国内外を問わず、今後一緒に仕事をしてみたい俳優がいれば教えてください。

窪塚洋介くん、浅野忠信さん、吉村界斗くん。

次回作の構想は既に練られていますか?

もちろん!!

映画 『WALKING MAN』

INFO&STORY:
主人公・佐巻アトム(野村周平)は、極貧の母子家庭で育ち、幼い頃から吃音症でコミュ障、さらに事故で重症の母親を抱え、思春期の妹ウラン(優希美青)を放っておけない気弱で心優しき青年。不用品回収業で生計を立てるなか、偶然出合ったラップに突き動かされ、バカにされながらも最底辺の生活から抜け出すべく奮闘していく──。日本を代表するラッパーANARCHY(アナーキー)が初監督、人気漫画家の高橋ツトム氏が企画プロデュース、ドラマ「民衆の敵」などの梶原阿貴さんが脚本とボーダレスなチームで挑む完全オリジナル作品。監督自身の実体験なども盛り込まれ、主人公の青年が奮闘し成長を遂げていく鮮烈な音楽&青春映画だ。

CAST&STAFF:
出演/野村周平・優希美青・柏原収史・伊藤ゆみ・冨樫真・星田英利・渡辺真起子・石橋蓮司 監督/ANARCHY 脚本/梶原阿貴 企画・プロデュース/髙橋ツトム 主題歌/ANARCHY “WALKING MAN”(1%|ONEPERCENT) 配給/エイベックス・ピクチャーズ
10月11日(金)新宿バルト9ほか全国公開
公式HP:https://walkingman-movie.com/

(c)2019 映画「WALKING MAN」製作委員会

アルバム『WALKING MAN THE ALBUM』

アーティスト:V.A.
タイトル:WALKING MAN THE ALBUM(ウォーキング・マン・ザ・アルバム)
発売日:2019年10月9日(水)
形態:CD/ダウンロード/ストリーミング
レーベル:1%
商品番号:1PCT-1005

日本を代表する人気ラッパーANARCHYが初監督で挑む10月11日(金)ロードショーの完全オリジナル映画『WALKING MAN』を記念して制作されたコンピレーション・アルバム。映画の主題歌 ANARCHY「“WALKING MAN(Prod. Ava1anche)”をはじめ、映画にも登場するWILYWNKAは仙人掌とタッグを組んだ新曲“U&ME”、YENTOWNからDJ U-LEEプロデュースによるMONYPETZJNKMNの新曲“Yeah We Do”、LEON FANOURAKIS、BANK SOMSARRTによる新曲“アドレナリン”を収録。また、このアルバムのために企画されたコンテスト受賞者6名(Kvi Baba、CREATURES、ESSENCIAL、RICK NOVA、RINOH、AMAYA)の楽曲を含む全10曲を収録。  

トラックリスト:
01. WALKING MAN / ANARCHY (Prod. Ava1anche)
02. U&ME feat. 仙人掌 / WILYWNKA (Prod. Endrun)
03. Yeah We Do / MONYPETZJNKMN (Prod. U-LEE)
04. アドレナリン feat. Bank.Somsaart / Leon Fanourakis (Prod. Young Xansei)
05. Pillow Talk / Kvi Baba (Prod. BACHLOGIC)
06. オマエノミカタ / CREATURES (Prod. CREATURES)
07. end roll / ESSENCIAL (Prod. D BO¥$)
08. SET ON / RICK NOVA (Prod. DAOS)
09. If I Die Tomorrow / RINOH (Prod. Yenyen)
10. 許し / AMAYA (Prod. J.kid)

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