ヴィンス・カーターが来季NBAに加入予定の怪物ザイオン・ウィリアムソンに言及

まもなく42歳を迎えるNBA最年長の大先輩がレブロン超えの才能を秘めたザイオンへの感想&助言と共に、自身の現役続行の可能性にも言及

スポーツ
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今月末に42歳を迎えるにもかかわらず、先日の試合でも18得点7リバウンドを記録したNBAの最年長選手Vince Carter(ヴィンス・カーター)が、『ESPN』のインタビューで来シーズンからNBAに参戦予定の怪物Zion Williamson(ザイオン・ウィリアムソン)に言及した。身長201cm、体重129kgと体格に恵まれながらも、スピードとしなやかさを兼ね備えたZionは、LeBron James(レブロン・ジェームズ)を超える才能とまで言われているNBAドラフト最注目株の一人だ。Vinceにとっては息子のような年齢でもあるZionだが、彼は期待の新人について、どのような印象を抱いているのだろうか。

Vinceは「彼は本当に、本当に優れた運動神経の持ち主だ。すでにNBAでやっていける身体を持っているね」とZionを絶賛。しかし、「何より、彼はすべての能力を兼ね備えているのだから、俺はただ自分の時間を過ごし、試合毎に成長するんだ、と言いたい。ここ(NBA)には想像を遥かに上回る選手たちがたくさんいるからね」と向上心を忘れず、謙虚であることの必要性を説いた。

これまで数々の歴戦の猛者たちと対戦してきた現役生活21年の大先輩が言うのだから、Zionの完成度の高さは間違いないだろう。モックドラフトは1月4日(金)の段階でR.J. Barrett(R.J・バレット)を全体1位と予想しているが、専門家たちの間では最終的にZionが1位指名になるという見解も少なくない。カレッジでのプレーを見ての通り、その卓越した技術はすでにNBAのトップクラスに匹敵するものだが、一方で3ポイント成功率が平均31.1%と決して高くはないのも事実。Stephen Curry(ステフィン・カリー)やJames Harden(ジェームズ・ハーデン)はもちろんのこと、最近ではAnthony Davis(アンソニー・デイビス)やJoel Embiid(ジョエル・エンビード)を筆頭にビッグマンたちも外角を必要としており、現代バスケ、特にNBAというトップレベルにおいて、3ポイントは欠かせない武器とも言えるだろう。すなわち、Zionのわかりやすい伸び代は、NBA加入までに外角の成功率をどれだけ上げることができるか、ということになる。

しかし、VinceはZionのことを絶賛しているものの、Vinceは今季限りの引退がささやかれており、2人がコート上で顔を合わすことは……という疑問が過ぎる。しかし、Vinceは自身の引退の可能性について「90%ぐらいかな」と返答しているものの、それは100%ではなく、ZionのNBA参戦が彼の引退を引き止める可能性も残されている。ZionのパワフルなダンクにVinceがお返し、NBAファンであればそんな場面を見てみたいと誰しもが思うのではないだろうか。

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