NICHOLAS DALEY がダブミュージックを掘り下げた2019年秋冬コレクション “BLACK ARK” を発表
ロンドンファッションウィークにて開催されたプレゼンテーションの様子をチェック
「British Fashion Council(英国ファッション協議会)」によるデザイナー支援プログラム“NEWGEN”のサポートのもと、〈NICHOLAS DALEY(ニコラス デイリー)〉がロンドンファッションウィークにて4度目となるプレゼンテーションを開催した。
ジャマイカ人のダブ/レゲエのプロデューサーとして名を馳せるLee Scratch Perry(リー・スクラッチ・ペリー)のスタジオに由来する“BLACK ARK”と銘打った2019年秋冬コレクションを発表。音楽カルチャーシーンと深い結び付きを持ち、またそれらの時代や文化的要素を独自の視点から掘り下げたアイテムを展開する同ブランドらしく、現代のエレクトロミュージック等に多大なる影響を与えたダブミュージックの制作工程をファッションに置き換え、戦後から現代に至るまでジャマイカのアイデンティティーがイギリスのサブカルチャーに与えた影響を探求するコレクションとなっている。
2019年秋冬シーズンではスコットランドの機屋とコレクションを象徴する生地を開発し、ツイードメーカーとして有名な「Lovat」ではペリーのスタジオをカラーパレットに用いたオーバーサイズのチェック柄のツイードを制作。さらにボンディングのエキスパートである「Hancock」では熟練の職人たちが手仕事でコートを仕立て、ノースハンプトンの〈Tricker’s(トリッカーズ)〉との2度目となるコラボレーションではカスタムデザインのエクスクルーシブなシューズが誕生した。さらに2019年秋冬季からはブランドとして新たなアプローチとなるデニムシリーズを展開。イギリス国内で織られる12ozのセルビッチデニムを〈Black Horse Lane Ateliers(ブラックホースレーン アトリエ)〉とタッグを組んで制作した。
ある意味で懐古的でありながら決して古臭くは見せない上質なウェアが必見であることはさることながら、Cosmo Pyke(コスモ・パイク)をはじめサウスロンドンの気鋭ミュージシャンたちを多数モデルに起用し、デザイナーのコメントにもある通りジャズシーンの新星Puma Blue(プーマブルー)によるパフォーマンスも行われたプレゼンテーションの様子を上のフォトギャラリーより確認してみよう。
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