HYPEBEAST 編集部員が選ぶ注目音楽リリース 5 選 Vol.21

1月7日~13日にリリースされた新曲/新盤から『HYPEBEAST JP』編集部員5名がそれぞれオススメの1曲/1枚をピックアップ

ミュージック 
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ファッションやアートをはじめ、さまざまなカルチャーと密接に関わり、もはや音楽に全く触れずに日常生活を送ることはほぼ不可能といってもいいほどに現代人のライフスタイルと密接に関わる音楽。カルチャー発信メディアとして『HYPEBEAST』でも日々注目音楽トピックをご紹介し、2018年2月の第1週目からは『HYPEBEAST』独自の視点で選んだ注目の新曲や新盤を毎週“先週の注目音楽リリース”シリーズとしてご紹介してきたが、本稿では『HYPEBEAST JP』編集部のもう少しパーソナルな面に焦点を当てた“先週の注目音楽リリース”をお届け。

その方法は極めてシンプルに、編集部員5名がそれぞれ先週リリースされた新盤/新曲のなかから1番のお気に入りをひとつずつピックアップ。編集部員A.I.、K.H.、L.G.、Y.A.、Y.G.の5名の性格や今の気分がなんとなく反映された先週のイチ押し音楽リリースを下からチェックしてみよう。

- Selected by A.I.
OKAMOTO’S -『BOY』

HYPEBEAST ハイプビースト 音楽 MUSIC PICKS, The Chemical Brothers, SPIN MASTER A-1, Shing02, Lana Del Rey, kan, D.O, OKAMOTO’S

Ariola Japan

アーティスト:OKAMOTO’S(オカモトズ)
アルバム名:BOY
リリース日:2019年1月9日
ジャンル:ロック
イチ押しポイント:デビュー10周年を迎えたOKAMOTO’Sが通算8枚目となるオリジナルアルバムをリリース。メンバーの幼少期の写真をコラージュしたジャケットも見逃し厳禁な本作には、少年期から青年期を経て大人になっていく中で感じてきた想いが凝縮されているという。ソウルミュージックではないのだけれど本当にソウルフルで、サウンドの全てに魂がこもっている感じがして、久しぶりにロックを聴いてやられました。“Dreaming Man”から始まって、“Dancing Boy”で終わるところも乙ですよね。

- Selected by K.H.
漢&D.O – “スタンド・バイ・ミー”

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鎖GROUP

アーティスト:漢、D.O
楽曲名:スタンド・バイ・ミー
リリース日:2019年1月7日
ジャンル:ヒップホップ
イチ押しポイント:日本語ラップシーンで異彩を放つカリスマ、漢とD.Oのコンビによる1曲。リリックの内容はさすがこの2人って感じのアングラさですが、言い回しがとことん詩的で美しくて、記憶の遠くにある情景が思い浮かんでくるようでした。1曲を通して聴き終わったあと、映画『スタンド・バイ・ミー』を観たあとにしみじみと感じるあの懐かしさと喪失感と高揚感の中間にあるような言葉にできない気持ち、あるいはそれとも全く違うような不思議な気持ちに。ラッパーでなくとも、“ジュク”や“Nタウン”に縁がなくとも、背筋が少し伸びます。

- Selected by L.G.
Lana Del Rey – “hope is a dangerous thing for a woman like me to have – but i have it”

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Polydor Records

アーティスト:Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)
楽曲名:hope is a dangerous thing for a woman like me to have – but i have it
リリース日:2019年1月9日
ジャンル:オルタナティブ
イチ押しポイント:自身のジャンルを“サッドコア”と公言するLana Del Rey。2012年にリリースされたファーストアルバム『Born to Die』を聴いた当時、これまで体験したことのない気持ちになったのを今でもよく覚えてます。今回、2019年にリリース予定の最新アルバム『Norman Fucking Rockwell』の発表に先駆けて、ニューシングルをドロップ。惹きつけられる独特の世界観とダウナーなサウンドに夢中になる一曲。

- Selected by Y.A.
SPIN MASTER A-1 & Shing02 -『246911』

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E22.COM

アーティスト:SPIN MASTER A-1 & Shing02(スピンマスターA-1 & シンゴ2)
アルバム名:246911(にしむくさむらい)
リリース日:2019年1月11日
ジャンル:ヒップホップ
イチ押しポイント:唯一無二の言葉の使い手、Shing02の約10年ぶりとなる日本語アルバム『246911(にしむくさむらい)』。1999年リリースの名盤『緑黄色人種』から20年近くもの歳月が経っているが、そのリリックの刃に錆びつきは一切感じられず、SPIN MASTER A-1がプロデュースする“和”のビート上を美しい日本語の旋律が踊る。やや話が逸れるが、ラップのスキル的な面では、ヒップホップ黄金期と呼ばれる1990年代から2000年代初頭に一度頂点を迎え、現在よりも実験的な作品が多くリリースされていた(ナードラップの台頭によりギャングスタラップなどは下火だったのである)。その反動もあってか、その後のシーンはメインストリームを中心にエンターテイメント性に重きを置いた作品やアーティストで溢れかえることになる。何が言いたいかというと、国内外問わず、Shing02らに続く社会性・政治性を兼ね備えたアーティストをサポートし、次世代を育てる土壌や環境が整っていれば、ヒップホップは今とは全く違う形のシーンとなっていただろう。

- Selected by Y.G.
The Chemical Brothers – “MAH”

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A Virgin EMI Records

アーティスト:The Chemical Brothers(ケミカル・ブラザーズ)
楽曲名:MAH
リリース日:2019年1月8日
ジャンル:エレクトロニック
イチ押しポイント:9枚目、4年ぶりとなるアルバム『No Geography』が期待されるイギリス出身のテクノ・エレクトロニック・ミュージックユニットThe Chemical Brothersが同アルバムに収録予定の新曲“MAH”をミュージックビデオと共に公開した。MVはロンドンのアレクサントラパレスでのライブを撮影したもので、Marcus Lyall(マーカス・ライカル)監督によるもの。民族風の歌い声、笑い声と共に生音を主で構成された音で幕を開け、ブレイク後から一気にレイビーなサウンドへ移行していく本作は正にフロアライクに仕上がっており、ビッグルームや野外フェスで大音量で聞きたいトラックである。

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