千葉県・九十九里浜にも数年前から Banksy の作品が存在していた?
防波護岸に描かれていたのはBanksyの代表作“Girl with Balloon(少女と風船)”

先日、ゆりかもめ・日の出駅付近で世界的覆面アーティストBanksy(バンクシー)のものと思しき作品が発見された。場所は東京湾付近の防潮扉、そこにはお馴染みのタッチで“Umbrella Rat(傘をさしたネズミ)”が描かれており、東京都は騒ぎになる前に防潮扉を外し、現在は倉庫に保管しているという。また、「この作品がBanksy本人によるものなのか否か」というところが論点となったが、専門家は『Wall and Piece』に収録されている“Tokyo 2003”がこの防潮扉のグラフィティを反転したものである可能性が極めて高いと指摘。つまり、日の出駅付近にあった“Umbrella Rat”は15年以上前からそこに存在していたのかもしれない。
しかし、この騒動をきっかけに日本でまたひとつ、Banksy作品の可能性を秘めたグラフィティが千葉県・九十九里浜で見つかった。片貝漁港の防波護岸に描かれていたのは、Banksyの代表作のひとつ“Girl with Balloon(少女と風船)”。これは世界的ニュースとなったオークション会場でのシュレッダー事件のものと同じ作品である。『朝日新聞』の報道によると、絵は約2年前から存在していたようで、県はいきなりのことに対応に頭を悩ませているという。
立て続けに日本で発見されたBanksyの作品。ただ、どれも本物である確証は掴めていない。もしかすると、読者のみなさんの身近にもBanksyの作品が隠れているかも?
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