Apple が2019年度第1四半期の業績予想を下方修正
末日を過ぎての異例の発表は為替市場にも影響……原因は世界経済の状況と新型iPhoneの不振
「Apple(アップル)」が2019年度第1四半期(2018年10月〜12月期)の業績予想を下方修正した。すでに末日を過ぎており、新年を迎えているタイミングでの発表は異例のことだ。
「Apple」は「ティム・クックからAppleの投資家への手紙」を同社の公式サイトで発表。売上高は約840億ドル(約9兆566億円)に見直されており、これは昨年11月に発表された売上高の見通しと比較して、約5〜10%の引き下げに値する。この要因について、同社は以下の5項目を要因に挙げている。
1. iPhone XSとiPhone XSMaxの出荷とiPhone Xの発売時期が異なっていたこと
2. 為替市場における米ドル高の傾向
3. Apple Watch Series 4、iPad Pro、AirPods、MacBook Airの供給不足
4. いくつかの新興市場で経済の弱さ
5. 上記の要因及びその他の要因により、iPhoneの買い替えが予想を下回ったこと
ここでは最近話題になっているiPhoneの買い替えの伸び悩みについても言及されているが、同社のCEOはこれを「主に中国市場におけるiPhoneの売上高が予想を下回ったことが業績予想に達しなかった理由のすべて」と説明している。しかし、デバイスのインストールベースが過去最高となったことや、iPhone事業以外の売上高が前年同期比約19%アップしたことなど、期間中にはポジティブな出来事もあり、一株当たり利益は過去最高となる見込みだという。
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