McDonald's がシカゴに建設した総費用280億円のグローバル本社の内側を大公開

昔の商品や各国のメニューを楽しめるレストランの併設に加え、「McDonald’s」独自の人材教育機関「ハンバーガー大学」たるものも存在

デザイン
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ハンバーガーと聞いて誰もがまず思い浮かべるであろう、世界的有名チェーン「McDonald’s(マクドナルド)」。店舗数の分類別順位において、ファストフード店を含む外食産業で常に上位に位置する圧倒的な存在である「McDonald’s」は、ここ最近になり開業当初からのホームであるシカゴのウェストループ地区に、まるでアップルストアのような未来的且つ開放的な新社屋を建設した。この大きなスペースにはオフィスで働く2,000人のスタッフはもちろんのこと、未来のリーダーを育成するための機関である“ハンバーガー大学”たるものが存在するのだ。

本部のデザインは、様々なチームが分け隔てなくアイディアを持ち寄り、広い視野からアイディアを創出できるように設計されたアウトドアテラスや『Mccafé』スペースに見られるオープンな作りが特徴となっている。また、サステナビリティ、つまり会社社会や環境に優しいシステムを作り出すよう考慮したフューチャリスティックな会社方針も言及せずにはいられない。例えば、新商品が誕生するテストキッチンから出る廃棄物は全て堆肥化、オフィスの屋根をグリーンで設計するなど、環境への配慮はもちろん、会社の持つ文化的な側面においても、これまでのハッピーミールトイやヴィンテージ記念物といった会社の歴史を感じさせるミュージアムスペースも併設。1階のレストランではクラシックメニューのほか、世界各地の「McDonald’s」メニューを取り扱うユニークなショップも。“Experience of the Future”と呼ばれるこのレストランは、セルフオーダーキオスク、モバイル注文などの開発に加え、テーブルサービス、ホスピタリティにいたるまで、店頭サービスに結びつく様々な施策が繰り広げられる。さすが世界トップのファーストフードチェーン、本来あるべき姿であるファストフードとしてのハンバーガーのいままでとこれから、そして我々の空腹と文化的興味を満たしてくれる夢のような空間を具現化したグローバルオフィスは機会があれば是非、訪れたい限りだ。

ちなみに、「McDonald’s」が今年のはじめに“The McGold Card(マックゴールド・カード)”という、所有者が生涯通じてメニューが無料になるという驚きのカードの存在も公表したのはご存知。

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