デンマークで開催中の壮大な水上インスタレーションの祭典をチェック

歴史的建築物の原寸大レプリカを半体沈めたアート作品で現代の政治状況を描写

アート
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デンマークのヴァイレ美術館の主催するアート/建築イベント「Floating Art Festival」では、計10個の水上インスタレーションが展示されている。この実験的な展示物の中でも“Flooded Modernity(浸水した現代性)”と題された作品がとりわけ注目を集めている。

アーティストのAsmund Havsteen-Mikkelsenによってデザインされた総重量5トンのこの作品は、モダニズム建築を推進した天才建築家、Le Corbusier(ル・コルビュジエ)によって1931年に建てられた歴史的な建築物『Villa Savoa (サボア邸)』の原寸大レプリカをフィヨルド川に半分沈めるという大胆なアイデアによるインスタレーションである。同アーティストはこの作品で、一度は明るかったはずの未来が現在どのように見えているかを表現、さらに「このプロジェクトはアメリカやイギリスを取り巻く腐敗した政治状況を受けての現代性に対する批判的なコメントである」と語っている。まずは上のフォトギャラリーから、メッセージ性に富んだこのインスタレーションの全貌を確認してみよう。

あわせて、Vincent Van Gogh(フィンセント・ファン・ゴッホ)x〈Vans(ヴァンズ)〉のコラボカプセルもお見逃しなく。

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