Porsche 911 をベースにした1980年代後期の公道最速車両 RUF CTR

「Ferrari」や「Lamborghini」をも凌駕したヴィンテージスポーツカーの傑作

オート
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1939年創業の「RUF(ルーフ)」は、ただの「Porsche(ポルシェ)」のチューニングメーカーではない。排気ガスや耐久性などの社会的責任を持つことからドイツ自動車工業会への所属が認められており、Porsche 911をベースとしながらも車体、シャシー、エンジンの全てを徹底的に改良したCTRは、今なお名車としてクルマ好きの脳裏にその存在が刻まれている。

それもそのはず、CTRは1989年当時、市販車として購入できるモデルの最速レコードを保持していたのだ。「Ferrari(フェラリー)」の288GTO、「Mercedes-AMG(メルセデスAMG)」の560SEC 6.0-4V、「Lamborghini(ランボルギーニ)」のCountach、「Porsche」の959など、各メーカーがこぞってスペックの高いモデルを世に送りこんでいたあの時代、イエローバードの愛称で親しまれたCTRは「Road & Track」誌の市販車最速企画で「Ferrari」のF40が持っていた323km/hを塗り替える339.8km/hを記録し、その名を世界に知らしめた。

そんな4輪乗りのロマンとも言える一台より、故障もリストアもされていないオリジナル車両が世界最高峰のオークション「RM Sotheby’s」に登場。ここまで状態が良く、52,200kmしか走行していないCTRが市場に姿を現すことは金輪際ないかもしれない。クルマ好きでもそうでなくとも、その洗練されたプロダクトデザインを是非、上のフォトギャラリーから堪能してみてはいかがだろうか。

推定落札価格の2倍の値がついた「Mercedes-Benz」の300 SL 後期モデルや、世に出回ることのなかった1961年製の幻のオープンカー Plymouth Asimmetrica Conceptなど、その他のヴィンテージカーもあわせてチェックしてみてはいかがだろうか。

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