ヒップホップ東西抗争の末に命を落とした 2Pac の最期に纏わる新証言が登場

事件の首謀者の1人として目される人物の新たな自白テープが公開……

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世に言われる“ヒップホップ東西抗争”の末、1996年9月にラスベガスで起きた伝説的カリスマラッパーの2PacことTupac Shakur(トゥパック・シャークル)殺害事件に関する新情報が浮上した。

この新情報の出処は、現在「Netflix(ネットフリックス)」上でも配信されている「USA Network」によるドキュメンタリーシリーズの『Unsolved(UNSOLVED:未解決ファイルを開いて)』。同シリーズ内では、これまで公開されていなかったアメリカ有数のゲットー地域であるカリフォルニア州コンプトンを拠点とするギャングSouthside Crips(サウスサイド・クリップス)の元メンバーで通称Keffe D(キーフィー・D)として知られるDuane Keith Davis(ドゥエイン・キース・デイビス)による新たな自白テープの存在が明らかとなった。

その自白テープのストーリーを仮に事実だとするならば、なんと2Pac暗殺の黒幕は実業家としても財を成すヒップホップシーンの大物、Diddy(ディディ)。Davisはそのテープ内でDiddyことSean Combs(ショーン・コムズ)から100万ドル(約1億1000万円)で2PacとそのマネージャーSuge Knight(シュグ・ナイト)を殺害するようにオファーを受け、実行したと語っている。また犯行が行われた夜、2Pacを助手席に乗せたSuge Knightの運転するBMWに銃弾を撃ち込んだとされる白いキャデラックには、Davisを含め、彼の甥であり長年にわたって殺害の主犯と思われていたOrlando Anderson(オーランド・アンダーソン)と他ギャングメンバー2名が乗車していたことも明らかに。更にDavisによると銃声はAndersonの乗っていた後部座席から聞こえたようだが、引き金を引いた人物の明言は避けた(しかし過去の警察のインタビューで、Orlandoが発砲したと認めている)。動機は襲撃の数時間前に起きた2PacによるOrlandoへの暴行の復讐と思われるが、当のOrlandoは1998年に本件とは無関係の事件によって既にこの世を去っている。

『Unsolved』シリーズのクリエイターであるKyle Long(カイル・ロング)は、今年5月に行われたインタビューで「Keffe DとSouthside Cripsが2Pacを殺害したのは明白であり、Keffe Dが逮捕されていないというのは納得がいかない」と怒りを露わにしている。ドキュメンタリー映像内では更に深いところまで突っ込んでその詳細が語られているので、気になる方は是非チェックしてみて欲しい。

あわせて、JAY-Z(ジェイ・Z)監修のドキュメンタリーシリーズの最新トレイラー映像もご確認を。

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