アムステルダムに描かれたキース・ヘリングによる幻の壁画が30年以上の時を経て再公開

キース・ヘリングによるアートワークはヨーロッパ最大規模のもの

アート
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オランダ・アムステルダムに描かれた伝説のポップアーティスト Keith Haring(キース・ヘリング)による巨大壁画が、30年以上の凍結期間を経て改めて存在が公となった。約12メートルx約15メートルの本作品は、ヨーロッパにおける最大規模のHaring作品となる。

1982年に彼はオランダ第二の都市といわれるロッテルダムのエキシビションで欧州デビューを飾り、そのエキシビションを足がかりとして、4年後の1986年にはオランダを代表する『アムステルダム市立美術館』にて個展を開催。同市への贈り物として制作されたこの壁画は、完成までに2日間を要したとされ、ワーキングクラスが主に住む地区にあった同ミュージアムの当時の美術保管庫の正面の壁に描かれた。しかしそのわずか数年後に建物内部の温度調節を理由に耐候性のアルミニウムシートが壁画の上から被せられてしまい、以来、この作品が人目に触れることはなかった。しかし、2年間に及ぶ地元の住民運動が実を結び、この大規模なミューラルが今回ようやく再公開。本格的なヨーロッパ進出直後に残されたKeith Haringの幻の足跡を上からチェックしてみよう。

Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)と村上隆のタッグによるアート展“TECHNICOLOR 2”や超問題児アーティストKIDULT(キダルト)による消火器改造スプレーなど、その他のアート関連トピックの数々もお見逃しなく。

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