ポップアート界の巨匠 アンディ・ウォーホルのアート展が2019年にバチカンで開催へ
ダヴィンチの代表作『最後の晩餐』をオマージュした絵画やアーカイブ資料など、アンディの宗教的/精神的な側面を投影した作品を展示予定

世の男たちを虜にしたMarilyn Monroe(マリリン・モンロー)の肖像画や「Campbell(キャンベル)」のスープ缶など、誰もが知るポップアートを次々と生み出した巨匠、Andy Warhol(アンディ・ウォーホル)。彼の死去からおよそ30年が経った今、アメリカ・ピッツバーグに位置する『Andy Warhol Museum』の創設25周年を祝したアートエキシビジョンが『Vatican Museum(バチカン美術館)』で2019年に開催されることが決定した。
『Vatican Museum』内の“ブラッチョ・カルロ・マグノ”スペースと『Andy Warhol Museum』、この2つの会場で開催される同エキシビジョンでは、これまで彼が創り出してきたものの中から宗教にまつわるアート作品を中心にピックアップし、Leonardo da Vinci(レオナルド・ダ・ヴィンチ)の代表作である『The Last Supper(最後の晩餐)』をインスパイアした絵画やシルクスクリーン作品なども展示されるようだ。同館のディレクターを務めるBarbara Jatta(バーバラ・ジャッタ)は本件に対し、「彼の宗教的/精神的な側面を投影した作品たちに非常に興味があります。そして、現代美術との対話はとても重要なことであり、この機会にイメージを形にしていただきたい」とコメントしている。未だ明確な会期日時や展示作品の全貌は明らかとなっていないので、引き続き双方からのアップデートを待つとしよう。
ちなみに、Banksy(バンクシー)が荒廃した街に描いた皮肉めいたグラフィティもチェックしておこう。