日本古来の美意識を日常服へと変貌させた Valentino 2019年プレフォールコレクション

ブランドカラーの赤と黒を基調に、“間”や“侘び寂び”から着想を得た日本発信の最新コレクションを今すぐチェック

ファッション
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『HYPEBEAST』でも幾度となくお伝えしている〈Valentino(ヴァレンティノ)〉によるホットトピックの数々だが、本稿では11月27日(水)に東京・品川の寺田倉庫で発表された2019年プレフォールコレクションをご紹介。

同ブランドを手がけるPierpaolo Piccioli(ピエールパオロ・ピッチョーリ)と、数々の話題をファッションシーンに放ってきた『colette』の創設者・Sarah Andelman(サラ・アンデルマン)の何気ない会話の中から生まれた今回のビッグイベントでは、我ら日本人の心に知らぬうちに根付いている“間(ま)”と“侘び/寂び(わび・さび)”という古典的な考えをテーマに、今までの高貴な雰囲気とは一味違うカジュアルライクなランウェイを披露。

ざわつく会場の空気を生演奏で一気に静め、真っ赤なワンピースで初の東京開催を祝した〈Valentino〉渾身の最新コレクションだが、中でも不規則かつ絶妙なプリーツ加工や繊細な手刺繍で表現した小花柄のシースルー、華美な印象を醸すウェアとのギャップを生んだレースアップブーツは、Rola(ローラ)やPerfume(パフューム)、ディーン・フジオカらセレブリティたちの視線を奪っていた。終盤になるにつれ徐々にイヴニングドレスへとシフトし、無数のフリルに覆われたドレスを身に纏ったCindy Crawford(シンディ・クロフォード)の愛娘 Kaia Gerber(カイア・ガーバー)がラストルックを飾り、バラの花びら散るランウェイを駆け抜けるPierpaolo Piccioliの挨拶で幕を閉じた。

優美でありつつもどこか親しみのあるコレクションを創造した〈Valentino〉。随所に落とし込まれた日本らしさに加え、メゾンの本気と余裕を感じる同ブランドの集大成を上のフォトギャラリーからチェックしてみよう。

その他、『HYPEBEAST』による最新ファッションニュースもお見逃しなく。

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