Interviews:藤原ヒロシが語る 世界限定500本の “TAG Heuer × fragment” カレラの魅力

数々のコラボプロダクトを手がけてきた藤原ヒロシの審美眼と時計へのこだわりに迫る

By
ファッション 
13,968 Hypes

「LVMH」グループの高級時計ブランド〈TAG Heuer(タグ・ホイヤー)〉より、藤原ヒロシが主宰する〈fragment design(フラグメント デザイン)〉とのコラボレーションモデル、その名も“タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 by Fragment Hiroshi Fujiwara”が登場。

このモデルは、〈TAG Heuer〉を代表するアイコンであるカレラをベースに、1963年に発表された初期のカレラのエッセンスを落とし込んだもの。39mmと小さめのケースサイズやドーム風防、ベージュインデックスなど、当時を想起させる要素を再解釈し、現代に新しい時計として生み出した。そして「TAG Heuerの現行コレクションに、必ずしも期待されていないものを創った」と語る藤原ヒロシ。『HYPEBEAST』では全面的にデザインを手掛けたHFにショートインタビューを敢行した。

今回のコラボは、どういう経緯で実現したのですか?

ビバ—会長からLVMHグループを通してオファーをもらいました。昨年、Zenith(ゼニス)とのコラボで時計を発表しているのですが、その時計を気に入って連絡をくれたと言っていました。

ブランドのアイコンであるカレラを選んだ理由は?

実はこの仕事をさせてもらうまで、TAG Heuerについての知識はあまりなかったんです。僕はビンテージ時計が好きですが、TAG Heuerはモナコ(世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載したモデルであり、世界初の角形防水時計)くらいしか知らなかった。今回、昔のアーカイブなども見させてもらって、初期のカレラは小ぶりなクロノグラフであったことを知り、是非カレラでやりたいとリクエストしました。

全面的にデザインを手掛けられたとのことですが、TAG Heuer側の意向はなかったのですか?

当初は現行モデルのような40mm以上のケースサイズでデザインしてほしいとオーダーがあったのですが、それだと僕が自分では着けない時計になると思うので、40mm以下の小さいサイズでやりたいとお願いしたら快諾していただいて。だからロゴも昔のもの(旧ホイヤーロゴ)を使わせてもらったり、すごく自由にやらせて貰えましたね。最初にTAG Heuer側に伝えたデザインが、ほとんどそのまま実現できています。

TAG Heuer側に伝えたデザイン、それが初期のカレラの要素を取り入れたデザインだったんですね。

そうですね。時計って、針とダイヤルからできているものなので、デザインできる要素って実は少ないんですけど、とにかく「自分が毎日着けたくなる時計」ということを意識してデザインしました。今、多くのウォッチブランドがリリースするのはケースサイズが40mm以上の時計で、ビンテージ時計とは違う方向性です。そこに僕みたいなビンテージが好きな人間が割って入って、昔の良い物を現代にリボーンさせるっていうことが出来たのは、僕にとってすごく良かったこと。TAG Heuerにとっても良いと感じて貰えていればいいですね。

今回のコラボモデルについて、気に入っているところを教えてください。

やっぱりサイズ感でしょうか。身につけたときの腕への収まり感は、大きい時計にはない魅力だと思います。僕は腕が細いし、大きい時計は主張しすぎるので苦手で。そういう意味では、このモデルならビンテージ時計が好きな人にも身につけて貰えるはず。やっぱり新しい時計って気を遣わずに使えるので、ビンテージ時計好きは、気兼ねなく普段使い出来る時計を探しているんです。それが今回のような時計なら、馴染みのある感じで腕に巻いて貰えると思います。

それだけ当時のディテールにこだわって作られた特別な時計ということですね。最後に、藤原さんにとって時計とは?

今はスマホもあるし、いろんな所に“時間”があって、時計=時間を知る道具ではなくなってしまっています。とはいえ、時計で時間を確認することももちろんあるんですけど、どちらかと言えば、僕にとっては、唯一のアクセサリーみたいなもの。僕は指輪とかをほんとんどしないので。

初回ロットは予約で完売したと聞きましたから、今回のコラボをTAG Heuer側も喜んでいるのでは。今後、TAG Heuer × fragment designの新たなコラボが生まれる可能性もありそうですね。
実は、すでにひとつ動いているプロジェクトあるんです。まだ詳細はお伝えできませんが……、お楽しみに。

Read Full Article

What to Read Next

doublet より遊び心が爆発した2019年春夏コレクションのルックブックが到着
ファッション

doublet より遊び心が爆発した2019年春夏コレクションのルックブックが到着

「LVMH Prize」を受賞した井野将之ならではのギミックで古き良き時代の淡い記憶が蘇る

御年41歳の Kanye West が生まれて初めてオーリーに挑戦
エンターテインメント

御年41歳の Kanye West が生まれて初めてオーリーに挑戦

普段は怖いもの無しのKanyeからは想像もできない恐る恐るジャンプする姿は必見

スタイリストのアレイリ・メイと WNBA 選手のマヤ・ムーアが Air Jordan のコラボモデルをリリース
フットウエア 

スタイリストのアレイリ・メイと WNBA 選手のマヤ・ムーアが Air Jordan のコラボモデルをリリース

第一線で活躍する人気女性スタイリストとWNBA史上初の〈Jordan Brand〉契約選手の世界観が色濃く落とし込まれたAir Jordan 1とAir Jordan 10が登場


日産が GT-R 50周年記念モデル GT-R50 by Italdesign の市販モデルの受注を開始
オート

日産が GT-R 50周年記念モデル GT-R50 by Italdesign の市販モデルの受注を開始

イタリアのデザイン会社と共同開発した1億円超えのGT-Rはボディカラーもオーナー自らセレクト可能

暴動を懸念したマイアミ警察が Air Jordan 1 の新作発売を強制キャンセル
フットウエア

暴動を懸念したマイアミ警察が Air Jordan 1 の新作発売を強制キャンセル

過去に人気スニーカーを巡って殺人まで起きているアメリカだけに安全性を考慮した結果に

RIZIN.14 のメインイベント フロイド・メイウェザー vs 那須川天心の試合ルールが決定
スポーツ

RIZIN.14 のメインイベント フロイド・メイウェザー vs 那須川天心の試合ルールが決定

那須川にとっては“危険”といっても過言ではないほど圧倒的不利なルールに……

More ▾
 
ニュースレターを購読する

インタビューや トレンド情報、その他限定コンテンツが満載。

購読ボタンをクリックすることにより本サイトの利用規約プライバシーポリシーに同意するものとします。

アドブロックが検出されました

読者ではなく広告主が請求対象となります。我々のコンテンツにご満足いただいている場合は、アドブロッカーのホワイトリストに追加をお願いいたします