古巣シカゴへ凱旋したデリック・ローズに待ち受けていたサプライズとは?

同郷のChance the Rapperも見守る試合で起きた思わぬ歓迎

スポーツ
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今季のNBAを騒がしている話題のひとつにミネソタ・ティンバーウルブズ所属、Derrick Rose(デリック・ローズ)の復調が挙げられる。Roseといえば、2008年にドラフト1巡目1位指名でシカゴ・ブルズに入団。地元シカゴ出身であり、Michael Jordan(マイケル・ジョーダン)以来のスター誕生に沸くブルズファンの期待を一身に背負い、3シーズン目の2011年には史上最年少でMVPを獲得。しかし翌年のプレーオフで左ひざ前十字靱帯を断裂し、2012-13シーズンを全休。復帰後の成績は下降線を辿る一方となり、スター選手からロールプレイヤーと転落した。ブルズから放出された後は、ニューヨーク・ニックス、クリーブランド・キャバリアーズ、ティンバーウルブズと移籍を繰り返し、約1年前には度重なる怪我と思うようにプレーできない自分への苛立ちから早期引退も考えるほどであった。

そんなRoseであるが、今シーズンは元MVP選手の片鱗を随所で見せ、開幕直後には自己最多となる50得点を叩き出し、ベンチスタートながらチームのエースKarl-Anthony Towns(カール=アンソニー・タウンズ)に次ぐ、18.7得点(本稿執筆時点)を記録している。12月26日(現地時間)に開催されたティンバーウルブズ対ブルズの一戦。シカゴに凱旋したRoseに思わぬサプライズが待ち受けていた。2016年11月にニックスの一員として、シカゴでプレーした際はブーイングされたRoseであるが、今回は選手紹介時から歓迎ムードに包まれ、Roseがシュートを決める度に歓声が起こった。そして第4クォーターでの今試合初となるフリースローの際は、なんと敵地の観客から“MVP”コールが沸き起こるという異例の事態に。これには思わず笑みをこぼすRose。

試合は24得点、8アシスト、3リバウンドを記録したRoseの活躍もあり、ウルブズが119対94が勝利。試合後にRoseは「昔を思い出したよ。今季、ここに戻ってプレーすることはとても特別なこと」と語り、ブーイングを受けた前回とは異なる反応の理由を問われた際は、“シカゴ流”のバスケットボールをしっかりプレーできたからと答えた。

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