UNDEFEATED で世界先行発売となる新生 PUMA CELL VENOM にクローズアップ

20年の時を経て復刻を遂げる新世代ランニングシューズを『UNDEFEATED』の名物プレスが徹底解説

フットウエア 

藤原ヒロシや『AKIRA』の大友克洋らなど、世界に名を馳せるクリエイターに支えられながら大盛況の末に幕を閉じた『HYPEBEAST』初主催のフェス型イベント「HYPEFEST」。選り取り見取りな“インスタ映え”アイテムから大物アーティストのライブパフォーマンスまで、終始熱気に包まれた同イベントだが、〈PUMA(プーマ)〉の特別ブース“CELL LAB”にはその名の通り“研究室”を想起させる個性的なアプローチで来場者たちの足を引き止めていた。

20年という長きにわたる沈黙から解き放たれたCELL ENDURAは、『mita sneakers(ミタスニーカーズ)』率いる国井栄之や〈MCM(エムシーエム)〉らとチームアップし、クッショニングテクノロジー“CELL”を継承しながらも90年代では考えられなかったアイコニックなデザインを手に入れていた。本稿では、1997年秋シーズンに日の目を見たCELLシリーズの大本命であるVENOM(初代モデル)をベースに、マテリアルアップデートした復刻モデルを『UNDEFEATED』の名物PRスタッフ・奥山恭のショートインタビューとともに下記にて解説してゆく。

1990年といえば日本で第一次スニーカーブームが起きた年代であり、街には高値のスニーカーを狙う悪質なヘッズが蔓延り、人気モデルは定価の数十倍で取引きされていた。その時代にファンラン向きのオールラウンドモデルとして開発された初代CELL VENOMは、本格的なランナーだけでなくストリートシーンでも瞬く間に普及し、ニューヨークを拠点とするあの伝説的ヒップホップクルーWu-Tang Clan(ウータン・クラン)も愛用していた。

かつて“究極のクッショニングシステム”と呼ばれた大小さまざまなセルの連結構造からなるミッドソール“PUMA CELL”やOGモデルのカラーリングなど、オリジナルが持つダッドなデザインを受け継いだ復刻モデルだが、アッパーに散りばめられた補強パーツは天然皮革(スエード、スムースレザー)に変更され、ミッドソールにはCM EVAと呼ばれるOGモデルよりも滑らかで反発性の高いものにアップデートしている。

- 今やスニーカー市場はコラボモデルで溢れかえっていますが、〈PUMA〉の立ち位置やプロダクトへ対する姿勢をどう思いますか?

〈PUMA〉と言われてまず思いつくのは、コラボレーションに頼りすぎないクラシックなモノづくりですね。SUEDECLYDEといった定番モデルから所謂ハイテクシューズのDISC BLAZEシリーズまで、長年愛され続けている名作が多いですよね。その反面、〈Santa Cruz(サンタクルーズ)〉や「Pepsi(ペプシ)」みたいな「今こことコラボするか!」という変わり種コラボも定期的に展開しているので、他ブランドと比べても独特なアプローチが光っていると思います。

- ダッドシューズブームは今でも感じますか?

『UNDEFEATED』にお越しいただくお客様の傾向を見ても、まだまだビッグシルエットの流れは続いてますね。特にThunderシリーズは人気で、売れ行きも好調です。僕個人としても今でもスケートするときはSUEDE、普段使いはThunderを常に選んでいます。スポーツとストリートが密接に交わる時代なので、この2モデルはスニーカーヘッズからしたら外せない存在ですね。ですが、その孤高の存在を揺るがすのが、CELL VENOMだと思います。

- 実際に初代CELL VENOMと復刻版を手にしてみていかがですか?

僕は1993年生まれなので発売当時のCELL VENOMブームを知らないのですが、今見ても初代モデルの配色やデザイン性は革新的だなと感じます。新旧を比べてもミッドソールの製法やアッパーのマテリアルがシンセティック ヌバックからスエードにアップデートしているので、90年代とは違った今っぽさもありますね。昨今の90年代スタイルへの回帰という意味でもCELL VENOMは、今のシーンにも刺さると思います。

- 奥山さんが提案するCELL VENOMの着こなし術はありますか?

カラーリングやシルエット含め90年代の雰囲気が色濃くあるスニーカーなので、変にタイトなスタイリングに合わせず、無難にビックシルエットをベースにコーディネートしたほうが良いと思います。ですが、コーディネートの色合いは当時を意識せずに、ブラックやホワイトといった単色を選ぶことをオススメしますね。

- 今回の世界先行発売、そして〈PUMA〉への期待について教えてください。

まず〈PUMA〉さんからこのようなお話をいただけて私たちとしても光栄です。徐々に『UNDEFEATED』としての世界的知名度も上がり、日本国内でも弊社の名前が浸透してきたので、この機会をチャンスだと思っています。正直、この先のスニーカーシーンがどのような方向に進むのかはわかりませんが、このCELLシリーズを筆頭に“復刻まつり”を僕は期待してます。ブランドとスニーカーブティックが手を取り合い、スニーカー熱が冷めることを阻止し続けていくことが今後も必要ですね。

スニーカー黄金時代を知るCELL VENOMは、2018年11月30日(金)より『UNDEFEATED HARAJUKU』にて12,800円(税抜)で世界先行発売。ひとまず上のフォトロールよりデザインを細部までチェックし、リリースの時が来るまでしばし待つとしよう。

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Photographer
TOMOHIKO TAGAWA

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