NANZUKA がハビエル・カジェハの日本初ソロエキシビジョン “Do Not Touch” を開催
日常生活のさまざまな出来事にちょっとした仕掛けを加えるスペイン人アーティストの驚きとユーモアを与える現代版肖像画は必見

東京を代表するコンテンポラリー・アート・ギャラリー『NANZUKA』にて、スペイン人のアーティストJavier Calleja(ハビエル・カジェハ)の日本初となる個展を開催する。
スペイン・マラガを拠点に制作を続けるCallejaは、日常生活での出来事にちょっとした仕掛けを加え、観覧者にユーモアと気付きを与えるトリックに満ち溢れた作品を描く。作品の登場人物をキャラクター的に強調して見せるスタイルは、幼少期より慣れ親しんでいた日本の漫画やアニメーションからインスピレーションを得ている。また、2007年にマラガ現代美術館における奈良美智(なら よしとも)の個展をサポートした経験が、彼のアートワークの成長に大きな影響を与えたとされ、特に、テキストを画面に引用する手法で、登場人物をよりウィットに富んだキャラクターに仕立てる手法などは、Callejaが奈良氏から学んだスタイルのひとつなのだ。より西洋的な表現を追い求める過程で、漫画などの発展とともに日本人の美学が“大きな目”に執着をしていく歴史的なプロセスに注目した、スペイン人のカジェハの作品はとても興味深く、日本が育んだ表現の影響が逆輸入される図式は、現在のグローバル社会のアートシーンを象徴する。本展では、十数点のキャンバスペインティングの他、ドローイングと壁画を組み合わせたインスタレーション、等身大の彫刻作品が並ぶ。この機会に、Callejaが描く世界を様々な視点から体感してみてはいかがだろうか。
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Javier Calleja “Do Not Touch” @ NANZUKA
住所:東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビル B2F
会期:11月24日(土) – 12月22日(土)
営業時間:11:00 – 19:00
定休日:日・月・祝祭日