Dolce & Gabbana が公開した人種差別的動画を巡って中国で大炎上

デザイナーが直々に謝罪するも中国人の怒りは収まらず、不買運動に加え、洋服を燃やすなど過激なアンチ動画がSNSに多数投稿される

ファッション
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11月21日(現地時間)、上海で開催を予定していた〈Dolce & Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)〉のランウェイショーが開催数時間前に急遽キャンセルとなった。 騒動の発端は、11月19日(現地時間)、ブランドの公式SNSアカウントに公開された“箸で食べる”と題した3つの動画だ。その動画の内容は、アジア系女性モデルがイタリア料理を箸で食べようとする姿が映され、それに対して男性ナレーションが食べ方を北京語で指南するという映像。中でも、カンノーロを食べるシリーズでは、男性ナレーションが「これはあなたには大きすぎるのでは?」と発言するなど、人種差別的である上にセクシュアルハラスメント的であると、中国で非難が広がった。

さらに、問題の動画についてデザイナーのStefano Gabbana(ステファノ・ガッバーナ)にInstagramのダイレクトメッセージで質問を投げかけたとあるユーザーに対して、Stefanoのアカウントから中国を侮辱する内容の言葉が送られた。そのやり取りのスクリーンショットが、“ファッション警察”として知られる@diet_pradaで投稿されたことでその内容が一気に拡散され、SNS上では“#BoycottDolce”のハッシュタグがトレンドに上がるほど大炎上。ショーに出演予定であったモデルや参列予定のゲストらが次々とショーへ不参加の声明を発表し、ショーは中止せざるを得ない事態となった。

これらのInstagramでの問題の発言について〈Dolce & Gabbana〉は、ブランドのアカウントとデザイナーStefanoのアカウントはハッキングされていたと声明を発表。しかし、その後の11月23日(現地時間)には、StefanoとDomenico Dolce(ドメニコ・ドルチェ)が一連の騒動を受けて謝罪動画を公開している。過去にも、同ブランドが公開した#DGLovesChinaのキャンペーンビジュアルを巡って中国で非難の声が上がっていた。一度失った信頼を回復することはできるのだろうか。今後の対応に注目したい。

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