環境に配慮した次世代タクシー LEVC TX eCity が2019年にパリの公道を走ることが決定

花の都の深刻な大気汚染問題解決に向けて、黒塗りの上品なロンドンタクシーが一役を買う

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吉利汽車傘下にある「London Electric Vehicle Company(LEVC)」が来年、フランス・パリでTX eCityの運行を開始することを発表した。正確なサービス開始時期については追ってアナウンスがあるとのことだが、海外各紙は来年初旬にも「LEVC」のタクシーが花の都でパリジャン/パリジェンヌたちを目的地まで運ぶのではないかと推測している。

TX eCityはすでに現地の自治体からタクシーとしての走行を許可されており、パリが直面している大気汚染問題の解決に一役を買うことが期待されている。また、本車両はすでに環境に配慮したタクシーが公道を走行しているアムステルダム、ベルリン、ハンブルグ、オスロなどの欧州主要都市にも導入される予定のようだ。

「我々はフランスの町が直面している大気汚染問題を手助けし、ドライバー、乗客双方の新たなオプションとして、パリのストリートで歓迎されることをとても楽しみにしております」、そう語るのは「LEVC」のCEO、Chris Gubbey(クリス・ギャビー)だ。TX eCityには148 hp/110 kWの電動モーターが搭載され、31 kWhのリチウムイオンバッテリーで最長128 kmを走行することが可能だが、電気自動車の航続距離延長を目的に搭載されるレンジエクステンダーを稼働させれば、その距離は643 kmにまでおよぶ。

TX eCityの車体価格は約824万円となり、9インチのインフォテインメントシステム、Wi-Fi、パノラマのガラス屋根、インターコム、ドライビングアシスタント、自動緊急ブレーキなどが装備されているとのこと。日本でも東京オリンピックに向けて「TOYOTA(トヨタ)」が開発したジャパンタクシーが次第に増加してきたが、来年後半にパリを訪れる予定がある方は、意図的にTX eCityを止めてみてもいいかもしれない。

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