知名度急上昇中の 032c が Pitti Uomo 93 で初のアパレルコレクションを披露
ミリタリーとワークウェアを独自目線で解釈した“痒いところに手の届くアイテム”で媒体のアティチュードを表現


























昨年最も脚光を浴びたレーベルのひとつ、『032c』が〈UNDERCOVER(アンダーカバー)〉と〈TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.(タカヒロミヤシタザソロイスト.)〉も参加したPitti Uomo 93で、初のアパレルコレクションを発表した。ベルリンを拠点とする同アートマガジンは、そのオリジナルプロダクトが原宿『GR8』にもストックされたことで日本でも知名度が急上昇中。今回のコレクションの発表形式は伝統的なショーと一線を画したものだったが、その空間からは創立者兼編集長であるJoerg Koch(ヨルグ・コッホ)とMaria Koch(マリア・コッホ)の確かな“息”を感じる。登場したアイテムを一瞥して伝わってくるのは、ミリタリーとワークウェアへのオマージュ。襟裏とパイピングを切り替えたフリースやフロントに5つのポケットを配備したパープルのワークシャツはありそうでない、痒いところに手の届くデザインに仕上がっている。
媒体のアイデンティティ、そしてファッションという一文化へのアティチュードを示した『032c』の2018年秋冬コレクションは、上のフォトギャラリーからご確認を。
この機会に、2018年秋冬のPitti Uomoのオフランウェイから汲み取ったストリートの新たなトレンドについてもチェックしてみてはいかがだろうか。