Apple がスマホ要らずの単独セルラー通信に対応した Apple Watch Series 3 を発表

9月12日（現地時間）、米カリフォルニア州の「Apple」新本社にて満を持して発表された新製品の数々。全く新しいiPhone Xをはじめ、これまでの系譜を継ぐiPhone 8/8 Plus、4K Apple TVなどが新製品として発表されたが、本稿では「Apple」社による最新スマートウォッチ、Apple Watch Series 3（以下Series 3）にフォーカス。

Apple Watch Series 2の後継モデルにあたる新たなSeries 3の最大の特徴は、なんといっても遂にセルラー通信に対応したという点。つまり、iPhoneとのペアリングが必要だった音声通話、メッセージ、天気予報などといった通信を使う各種アプリがiPhoneなし（Series 3単体）で利用できるようになった。またセルラー通信対応スマートウォッチの課題であったサイズ面も、Series 3ではディスプレイ自体にアンテナの役割を持たせる新技術によってSeries 2とほぼ同サイズに収めた。またSeries 3のプロセッサにはデュアルコアCPUを採用、処理速度が70％向上したほか、新たなワイヤレス通信用チップであるW2を搭載。Wi-Fi機能が85％、Bluetooth機能が50％ほど向上しているとのこと。

またそのイベントでは新たなApple WAtch用バンドの数々も登場。人気の〈Nike（ナイキ）〉や〈Hermès（エルメス）〉とのコラボレーションも継続されるようだ。価格はセルラー通信に対応したモデルが4万5800円（税別）〜、Bluetooth/Wi-Fi対応モデルが3万6800円（税別）〜。予約受付開始日は9月15日（金）で、発売日は9月22日（金）。日本国内では「NTTドコモ」、「KDDI」、「ソフトバンク」の3キャリアにて取り扱われる。詳細はこちらより。