安藤忠雄が設計を手がけた想像力で見る “頭大仏”

像高13.5mの大仏の頭部以外を想像して40mのトンネルをくぐる

デザイン
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孤高の建築家とも称される安藤忠雄氏が設計を手がけた、北海道札幌市の『真駒内滝野霊園』にある像高13.5mの“頭大仏”をご紹介。安藤氏は15年前に建てられたその大仏をラベンダーの丘で囲い、像の頭部だけが丘の外から見えるように設計した。頭部以外を見るには仏像を囲う広場へと続く40mのトンネルを通らなければならない。安藤氏はこのデザインについて「デザインの意図は外からは見えない部分への想像力を高めるためにトンネルという長いアプローチから始め、はっきりとした空間的連鎖を作り出すことでした。トンネルの突き当たりで上を見上げると空の後光に包まれた大仏の頭が見えるのです」と説明した。
安藤氏はこの作品を景観設計として考えており、頭大仏は季節によって見え方が変わる。春夏には15万株ものラベンダーで埋め尽くされ、冬には墓地一面が雪で覆われるのだ。詳細はオフィシャルウェブサイトを確認してみよう。

同じく、一級建築士の隈研吾氏が設計したアメリカ・オレゴン州の住宅はこちらからチェック。

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