Banksy によるグラフィティアート “Snorting Copper” が10年の時を経て再発見される

10年前に消され再び現れたその絵を復元し、今年10月に一般公開

アート
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言わずと知れたロンドンを中心に活動する覆面グラフィティアーティスト、Banksy(バンクシー)のその作品が初めて現れたのはイーストロンドン・ショーディッチにある公共トイレの壁だった。直球に“Snorting Copper(コカインを吸引する警官)”と名付けられたそのグラフィティアートは何者かによって落書きがされた後、地方自治体はスプレーで保護。その後、板で覆われ、白く塗り潰されていたのだ。

警察官が手と膝を地面につき、コカインを吸う姿が描かれたこの皮肉なグラフィティアートは、アパートかオフィスにしようとこのアートが描かれている壁を含む空き地を購入した人物によって再発見された。彼らは地元民にそのミステリアスなBanksyの作品について聞いた後、購入した土地を調査。地元民は何者かが作品を白く塗り潰す前にハックニーの自治体が数年前にスプレーしていたと証言しており、今回10年の時を経て再発見されたそのグラフィティが描かれた場所は皆に忘れ去られていたのである。伝えられるところによると、そのアート作品はペンキと板の層によって守られ保護された状態になっていたという。再び発見された“Snorting Copper”には金額にして約125万ポンド(およそ1億7,600万円)の価値があると見積もりが出たものの、それを復元し元の家に返還したいという(土地を購入した)彼らの思いのもと、今年10月に一般公開がされるとのこと。その一面の壁はイングランド北部のカンブリア州カーライルのリストア業者に送られ、修復作業が今後加えられるという。

様々な噂が飛び交うBanksyだが、その正体をうっかり明かしてしまいそう(しまった?)になったプロデューサーGoldie(ゴールディ)についての記事はこちらからチェック。

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