新レーベル F.C.L.S. 誕生に端を発した Suchmos の新章開幕とアートプロジェクトの全貌を解剖

東京の街にロゴをスプレーし、リアルとバーチャルの双方をSuchmosがジャック

ミュージック
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全国ツアー“TOUR THE KIDS”のファイナルでゲリラ的に発表されたSuchmos(サチモス)主導の「F.C.L.S.」。カッコいい音楽の飽くなき追求と今後も増え続けていく数々の夢を実現するための新レーベルは、彼らの新章開幕を意味するのみならず、神奈川ローカルの6人組と旅を共にするサポーターたちにとっての航海船となることだろう。7月2日(日)に『日比谷野外大音楽堂』で開催された「F.C.L.S.」立ち上げ後初のライブは、言わずもがなの超満員。そして、今週末の9日(日)には関西へと舞台を移し、『大阪城野外音楽堂』で“F.C.L.S. LIVE”の後半戦が控えている。

もちろん、キックオフライブのチケットが入手困難だったことは容易に想像できるのだが、相次ぐニュースの中でも先日ベールを脱いだショートフィルムはファンにとって嬉しいアップデートだったように思える。前述のツアーファイナルでは『新木場Studio Coast』までの道のりに黒いフードをかぶった謎のアート集団が点在し、SNS上では“新手の商法”などと言った声も聞こえ、ちょっとした暗雲が立ち込めた。だが、蓋を開けてみると彼らはビッグニュースの伏線を作った影の功労者であると同時に、7月5日(水)にリリースされた『FIRST CHOICE LAST STANCE』に封入されているSuchmosロゴステンシルの仕掛け人で、短期間でリアル/バーチャルの双方を“ジャック”することに成功したのだ。

『HYPEBEAST』は、東京の街で起きた一連のアートプロジェクトの全貌を解明するフォトセットを入手。時系列を追って説明すると、7月3日(月)、原宿駅、渋谷駅には、歪んだギターサウンドで狼煙を上げる2 Track CDの発売告知ポスターが出現したのだが、そのドロップとなった7月5日(水)を境に、ポスターの上にはステンシルや気鋭のアーティスト6名による“グラフィック”が加えられた。さらに、渋谷・スクランブル交差点の液晶三面もSuchmosが乗っ取り、同月9日(日)までの期間中は左から右に液晶がスプレーで順に塗りつぶされた後に、Suchmosロゴステンシルが現れる様を確認することができる。

今週末、そんなストリートマインドと事件性を含んだSuchmosのアートプロジェクトを巡るのであれば、ゴールは『代官山 蔦屋書店』に設定するのがベストだろう。現在、『T-SITE』のメインストリートにはエアストリームが駐車されていて、そこでは『FIRST CHOICE LAST STANCE』のCDを提示すると、持参したTシャツやトートバッグにSuchmosロゴをステンシルしてくれるというファン垂涎のサービスが実施中なのだ。

10月7日(土)を皮切りにスタートする“TOUR FIRST CHOICE LAST STANCE”もアナウンス済みで、こちらのチケット先行予約応募券が2 tracks CD『FIRST CHOICE LAST STANCE』に封入されており、一般販売は8月26日(土)から。まだグルーヴィーなロックナンバー “WIPER”とノスタルジックな風景を想起させる“OVERSTAND”の試聴がお済みでない方は、下記プレーヤーを再生後、こちらよりダウンロードならびにご購入を。

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