史上最も高額なミュージックビデオ トップ5

驚愕の金額を費やしたトップ5、あなたはいくつ観たことある?

ミュージック
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これまで制作されたミュージックビデオで最も制作費がかかったとされるミュージックビデオトップ5をご紹介。高額であるとともに、もちろん才能ある豪華スタッフ陣で制作された映像は数々の賞にノミネートされ、時が経ってもなお世界中で高く評価されている。あなたはいくつ観たことがあるだろうか、チェックしてみよう。(以下現在の価値で金額を表示)

1. “Scream” by Michael and Janet Jackson (1995)
およそ1,100万ドル(約12.5億円)

“史上もっとも成功したエンターテイナー”とギネス記録されたMichael Jackson(マイケル・ジャクソン)とその妹であるJanet Jackson(ジャネット・ジャクソン)の兄妹デュエットソング。歌詞と映像では当時問題となったMichaelへの性的虐待告発や、虚構報道を作り上げ、まるでMichaelを有罪かのように仕立て上げる90年前後から悪化したマスコミからの痛烈な攻撃に対する“叫び”を表現。グラミー賞を受賞した際のスピーチでは「このビデオはJanetと一緒に仕事をするための口実だった」と語り、また、11もの名誉あるMTV Video Music Awardにノミネートされた記録は史上最多となり未だ塗り替えられていない。初放映では5億人が視聴。


2. “Express Yourself” by Madonna (1989)
およそ960万ドル(約11億円)

“マテリアル・ガール”の愛称で親しまれるアメリカのシンガーソングライター、Madonna(マドンナ)の一曲。この映像は1927年のドイツ映画『Metropolis』にインスパイアされ制作された。スーツを着用しダンスをするシーンでは股間を抑えるパートがあり、Madonnaが一時期交際をしていたMichael Jacksonの中性的なダンスをイミテーションしたのではと話題になったと同時に卑猥であると批判を集めた。これに対しMadonnaは「Michael Jacksonのような男性シンガーは責められないのにどうして女性がやってはいけないのか」とコメントし物議を醸した。

3. “Die Another Day” by Madonna(2002)
およそ800万ドル(約9億円)

Madonna自身も脇役として出演した、James Bond(ジェームス・ボンド)主演映画『007 Die Another Day』の主題歌となった一曲。映画冒頭のJamesが拷問を受けるシーンでこの曲が使用された。また本ビデオ内でも拷問やフェンシングの戦闘が取り入れられ、過激なビデオとして話題に。

4 “Bedtime Story” by Madonna (1995)
およそ780万ドル(約9億円)

こちらの映像は1位の“Scream”と同じMark Romanek(マーク・ロマネク)監督により制作された。Madonnaは前作『Erotica』や写真集『SEX』の過激なイメージによる人気不振があったため、セックスシンボル返上を宣言し、アルバム『Bedtime Stories』をリリース。10曲目に収録された本曲はアイスランドの歌姫Björk(ビヨーク)が楽曲提供を行ったことで知られる。

5. “Black or White” by Michael Jackson (1991)
およそ700万ドル(約8億円)

自身で作詞作曲を務めた人種差別について歌うこのナンバーはロック調のメロディと「黒人か白人かなんて関係ない」という歌詞が大きな反響を呼び、リリースされた当時は本人も尋常性白斑という皮膚の病気が進行し肌がどんどんと白く変化した時期であった。3部構成の本ビデオは映画『Home Alone』で一躍有名となったスーパー子役のMacaulay Culkin(マコーレー・カルキン)や、アニメ『The Simpsons』をフィーチャー。終盤の踊りながら人種差別を示唆する物を破壊するシーンが暴力的・性的であると批判の声が上がった。最後には“PREJUDICE IS IGNORANCE(偏見は無知である)”というメッセージが浮き上がり、差別が蔓延る社会に一石を投じた作品。

ポップを永遠に変えた存在である“KING OF POP”と“QUEEN OF POP”によりトップ5が独占されたが、これより下のランキングが気になる方はこちらからどうぞ。また、Michaelの娘でモデルのParis Jackson(パリス・ジャクソン)が出演したThe xx(ザ・エックスエックス)の最新ミュージックビデオもチェックしておこう。

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