2Pac のフォトグラファーがセレブ姉妹ケンダル&カイリーを告訴
SNSでごめんなさいとコメントするも、関係者の怒りはおさまらない様子

先月末にネットを騒がせた、Kendall Jenner(ケンダル・ジェンナー)とKylie Jenner(カイリー・ジェンナー)姉妹による伝説的ラッパーたちへの侮辱ともとられるTシャツ問題は、その収束を見せるどころかさらに大きな問題へと発展した。大人気セレブ姉妹が行った軽薄と言わざるを得ない行動に、The Notorious B.I.G.(ノトーリアス・B.I.G.)の母親らもはっきりと苦言を呈しており、姉妹は即座にSNSにて謝罪のコメントを公開したが、関係者やファンの憤りはおさまっていなかった。
そんな中、問題のTシャツに使用された2Pac(トゥーパック)の写真を撮影した著名フォトグラファーMichael Miller(マイケル・ミラー)が、Jenner姉妹に対し民事訴訟を起こした。『Billboard』のレポートによると、「少なくとも2枚のTupac Shakurの人物写真が乱用され許可なくTシャツにプリントされた上に、侮辱的で不適切な画像と言葉をその上に被された」という訴えが提出されている模様。当該の〈KENDALL + KYLIE(ケンダル カイリー)〉Tシャツに使用された写真の著作権はMiller氏にある。彼の弁護人Scott Alan Burroughs(スコット・アラン・ブローズ)は、Miller氏が権利を持つ写真の使用許可や報告も〈KENDALL + KYLIE〉から一切なされていない旨も明らかにしている。
Miller側は賠償金として各写真につき15万ドル(約1,700万円)を請求しているが、姉妹が勝手に使用したと思われる写真はBiggieや2Pacだけでなく、The Doors(ドアーズ)やLed Zeppelin(レッド・ツェッペリン)、Metallica(メタリカ)といったバンドの写真にまで及ぶため、この訴訟で支払いが発生した場合、Jenner姉妹には大打撃となりそうだ。