Hermès が第二四半期に8.3%の売上成長

他ブランドが戦線離脱した店頭販売に注力したブランド戦略が功を奏す

ファッション
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今年初めのパリメンズファッションウィークにて2018年春夏コレクションを発表したフランスのラグジュアリーブランド〈Hermès(エルメス)〉のCEO・Axel Dumas(アクセル・デュマ)が、今年の第二四半期の売上が8.3%上昇したことを明らかにした。フランスの新しいレザーワークショップ2店舗で120人を新たに雇用したこともあり、今期の売上成長は生産増加が背景にあった模様。また、より多くのレザー商品を売るだけでなく、過去1年では腕時計の販売にも上昇が見られたが、Dumasは「たとえ我々が店舗での売上を維持したとしても、腕時計産業と我々の腕時計ビジネスに大きな変化はないでしょう」としながらも、「ほぼ価格を上げることなくこの売上を達成できたのは良いことだと感じています」と評価した。

また、同ブランドは消費者がデジタルマーケットにシフトするにつれ、他ブランドが戦線離脱した店頭販売に注力したのが主な要因となり、売上が伸びたという。実際、今年初めに〈Polo Ralph Lauren(ポロ ラルフ ローレン)〉は新しい戦略に乗っ取り小売モデルから離れると述べ、ニューヨーク5番街の旗艦店を閉店。8.3%の成長率は第一四半期の11%増には及ばないが、会社の成長は予算達成に向け順調のようだ。

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