ストリートキャスティングのモデルを起用した Vetements 2018年春夏ルックブック
ファッションウィークから無期限に退き、スイスに拠点を移転後初となるコレクション
世界のファッションシーンを牽引する〈Vetements(ヴェトモン)〉を手がけるDemna Gvasalia(デムナ・ヴァザリア)とGuram Gvasalia(グラム・ヴァサリア)は、今月初めにファッションウィークからは無期限に退くこと、そして今回のパリファッションウィークでもランウェイショーは開催しないことを発表してファッション業界を騒然させたが、そんな〈Vetements〉より、その拠点移転先となったスイスの首都チューリッヒにてストリートを歩く人々をモデルに起用するストリートキャスティングを採用した2018年春夏コレクションのルックブックが登場。幅広い年齢層のストリートモデルたちが腰に手を当てるなどプロのモデルがランウェイで決めるようなポーズをとりながら撮影された全54体ものルックが並んでいる。
「ランウェイモデルがキャットウォークを気取って歩き、腰に手を当て優雅に振り返り戻っていくように、ポーズをとるということは態度を示すこと」とDemnaは話した。
また今回の2018年春夏コレクションでは、幅広い人々にリーチできるよう着用性にフォーカスし、ノームコアファッションのエッセンスを落とし込んだ世代や性別の垣根を超えシーンを選ばないアイテムを展開。また、本コレクションでは〈Reebok(リーボック)〉〈Tommy Hilfiger(トミー ヒルフィガー)〉〈Umbro(アンブロ)〉といった著名ブランドだけでなくドイツの輸送会社「DHL」までコラボレーションの幅を広げ、それぞれの特徴的なブランドカラーやロゴが使用された。上のフォトロールから新生〈Vetements〉のルックをチェックしよう。