現代のストリートウェアカルチャーの考察:若いハイプビーストたちへのインタビュービデオ
キッズたちはどうやって服を買っているの?
イギリスのリテーラー『The Sole Supplier』によるドキュメンタリービデオが話題になっている。この映像には、〈Palace(パレス)〉や〈Supreme(シュプリーム)〉の店頭に並ぶ若いハイプビーストたちをはじめ、ストリートウェアコミュニティーに生きるインフルエンサーJed Brailey(ジェド・ブレイリー)、〈Patta(パタ)〉のDamian Malontie(ダミアン・マロンティ)、Mini Swoosh(ミニ・スウッシュ)として知られるAlexandra Hackett(アレキサンドラ・ハケット)らへのインタビューが収録されている。クリスマスや誕生日などで手にいれたお小遣いを貯めてストリートウェアを購入するキッズたちの声や、そのコミュニティへプロダクトを発信する側から見た現在のストリートファッション、そしてこれからのシーンについての予想などが語られている。
「どうやって服を買うお金を貯めているの?」という質問にキッズたちは、「クリスマスのお小遣いでPalaceを買って、それをすぐ売ってもっとお金を作った」などという回答をしている一方、流行についていくことへのプレッシャーを感じているという意見も。そしてセレブリティーたちの着用や、それを拡散するメディアからの影響もやはり色濃いことがわかる。ストリートファッションシーンを長い間見てきた人にとっては、ネット上でのハイプや炎上が転売や暴動を煽り、抽選販売という方法を選択せざるを得ない状況になっているという意見と同時に、同じシーンでのコミュニケーションが活性化されているという見解もあった。全編英語の映像ではあるが、リアルなコメントが詰まったこのビデオを上のプレーヤーでチェックしてみよう。