コラージュアーティスト河村康輔によって歪められるエロス、100ドル札、資本主義
コラージュ展“Consume”が開催
コラージュアーティスト河村康輔による個展に注目しよう。河村康輔といえば、大友克洋や田名網敬一といった巨匠との作品コラボレーションや、『ERECT Magazine』のアートディレクターとしても知られるアーティストだ。河村氏のシグネチャーコラージュは、日常をシュレッダーマシンを用いて分解し、ひずみ、ゆがみ、ズレを持たせて再構築したものなど。元のイメージにディストーションをかけることによって、河村氏の作品は日常的なイメージに違った世界観、印象さえ植え付ける。“Consume”と題された本展は、我々の暮らす資本主義社会にとっての「消費(Consume)」をキーワードに、エロティックや金といったテーマを連想させるモチーフなどが登場。巨大な100ドル紙幣のコラージュや、時間の経過ととも徐々に消えてゆく未発表の青焼きシリーズ、フォトグラファー佐野方美とのコラボレーション作品、そしてアイコニックなモデルKate Moss(ケイト・モス)をテーマにしたアートピースなどが展示される。
河村氏はこの展示について「10代の頃に出会い、今の自分の核となっているのはパンクミュージックです。パンク文化は資本主義へのアンチテーゼを持っていますが、僕たちも現代社会に生きる限りその仕組みに組み込まれてしまっています。そこからは逃れられないことを大人になって気づいてしまってからも、作品を通じてその資本主義や消費というシステムに対する自分なりの納得、啓示、またはそれを笑ってやろうというゲームみたいな意識をもって作っているのかもしれません。今回は青焼きも含め、その消費をテーマにした制作活動の一つの区切りやまとめといった展示になると思っています」と語った。会場となるのは、沖嶋信がディレクターをつとめる原宿のギャラリー『SO1(エスオーワン)』だ。展示期間は6月25日(日)〜7月2日(日)。普段何気なく目にしているキャピタリズムを含んだイメージが、キャピタリズム自体を否定、あるいは肯定している姿へと変化した作品たちを目撃してほしい。
Kosuke Kawamura Collage Exhibition “Consume”
Supported by NEXUSVII. @ SO1
住所:東京都渋谷区神宮前 6-14-15
会期:6月25日(日)〜7月2日(日)13:00-19:00
(オープニングレセプション:6月24日18:00-21:00)















