ストリートの重鎮たちも注目する Sneakerwolf Kanji-Graphy ART Exhibition “A” の内側を公開

職人としてキャリアを積んだSneakerwolfのアーティストとしての船出は、“江戸時代のアナーキスト”が裏テーマ

アート 
6,533 Hypes

現在『the PORTER Gallery』で開催中のsneakerwolfによる初のアート展“A”に『HYPEBEAST』が潜入。『クラチカ ヨシダ 表参道』の一角にあるスペースでは、彼の現状や想い、姿勢などを示す“AGAINST”、“ALTERNATIVE”、“ATTITUDE”など、タイトルの“A”にフックした“Kanji-Graphy/カンジグラフィ”を展示。また、シグネチャーアート以外の試みとして、スマイルマークやスター、クロスボーン、ファックサインといったストリートシーンに造詣の深い同氏らしい作品も披露されている。

“Kanji-Graphy/カンジグラフィ”が誕生したのは約10年前のこと。昔からストリート、スケートボード、グラフィティ、ドローイングといったカルチャーをこよなく愛す彼は、浮世絵などに触れたことをきっかけに和をモチーフとする作風を模索し始め、sneakerwolfという自らの名を漢字のように構成したのがアーティストとしての始まりだと語る。だが、日本発のスニーカーブランド〈LOSERS (ルーザーズ)〉の展開でも知られる同氏は、〈Supreme(シュプリーム)〉の店頭デザインを筆頭に時間、納期、クオリティなどを要求される依頼主ベースの作品制作で“職人”としてキャリアを積んできた人物だ。だからこそ、技術と正確性には疑いの余地がない。それゆえ、「アートキャンバスを使用するとシルクスクリーンやポスターのように変に綺麗になりすぎて、職人っぽさが抜けない」という理由から、本展ではいつもの制作とは違うイレギュラーさや色の濃淡などを欲し、布に染料を染み込ませるような形でアートピースを制作したのだという。

職人としてキャリアを積んだSneakerwolfのアーティストとしての船出は、“江戸時代のアナーキスト”が裏テーマ。仙台へと展示会場を移したあとは、『sneakerwolf.com』でオリジナルプロダクトの展開も予定しているそうだ。なお、『the PORTER Gallery』用のアイテムは完売。『Revolution』の展示に赴く予定のある人は、会期の早い段階で足を運ぶことをおすすめする。

そんなSneakerwolf Kanji-Graphy ART Exhibition “A”の様子は、上のフォトギャラリーからご確認を。

Sneakerwolf Kanji-Graphy ART Exhibition “A”

the PORTER Gallery
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8
Tel:03-5464-1766
日程:6月3日(土)〜6月18日(日)
時間:12:00〜20:00
入場料:無料
※6月2日(金)18:00〜20:00でレセプションパーティーを開催

Revolution
住所:宮城県仙台市青葉区中央2-10-10 2F
Tel:022-262-6864
日程:6月24日(土)〜7月9日(日)
時間:11:00〜20:00
入場料:無料

Read Full Article
テキスト
フォトグラファー
Kentaro Harumiya / Hypebeast
この記事を共有する
 
ニュースレターに登録して、“最新情報”を見逃さないようにしよう。

購読ボタンをクリックすることにより本サイトの利用規約プライバシーポリシーに同意するものとします。