ストリートの重鎮たちも注目する Sneakerwolf Kanji-Graphy ART Exhibition “A” の内側を公開
職人としてキャリアを積んだSneakerwolfのアーティストとしての船出は、“江戸時代のアナーキスト”が裏テーマ
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現在『the PORTER Gallery』で開催中のsneakerwolfによる初のアート展“A”に『HYPEBEAST』が潜入。『クラチカ ヨシダ 表参道』の一角にあるスペースでは、彼の現状や想い、姿勢などを示す“AGAINST”、“ALTERNATIVE”、“ATTITUDE”など、タイトルの“A”にフックした“Kanji-Graphy/カンジグラフィ”を展示。また、シグネチャーアート以外の試みとして、スマイルマークやスター、クロスボーン、ファックサインといったストリートシーンに造詣の深い同氏らしい作品も披露されている。
“Kanji-Graphy/カンジグラフィ”が誕生したのは約10年前のこと。昔からストリート、スケートボード、グラフィティ、ドローイングといったカルチャーをこよなく愛す彼は、浮世絵などに触れたことをきっかけに和をモチーフとする作風を模索し始め、sneakerwolfという自らの名を漢字のように構成したのがアーティストとしての始まりだと語る。だが、日本発のスニーカーブランド〈LOSERS (ルーザーズ)〉の展開でも知られる同氏は、〈Supreme(シュプリーム)〉の店頭デザインを筆頭に時間、納期、クオリティなどを要求される依頼主ベースの作品制作で“職人”としてキャリアを積んできた人物だ。だからこそ、技術と正確性には疑いの余地がない。それゆえ、「アートキャンバスを使用するとシルクスクリーンやポスターのように変に綺麗になりすぎて、職人っぽさが抜けない」という理由から、本展ではいつもの制作とは違うイレギュラーさや色の濃淡などを欲し、布に染料を染み込ませるような形でアートピースを制作したのだという。
職人としてキャリアを積んだSneakerwolfのアーティストとしての船出は、“江戸時代のアナーキスト”が裏テーマ。仙台へと展示会場を移したあとは、『sneakerwolf.com』でオリジナルプロダクトの展開も予定しているそうだ。なお、『the PORTER Gallery』用のアイテムは完売。『Revolution』の展示に赴く予定のある人は、会期の早い段階で足を運ぶことをおすすめする。
そんなSneakerwolf Kanji-Graphy ART Exhibition “A”の様子は、上のフォトギャラリーからご確認を。
Sneakerwolf Kanji-Graphy ART Exhibition “A”
the PORTER Gallery
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8
Tel:03-5464-1766
日程:6月3日(土)〜6月18日(日)
時間:12:00〜20:00
入場料:無料
※6月2日(金)18:00〜20:00でレセプションパーティーを開催
Revolution
住所:宮城県仙台市青葉区中央2-10-10 2F
Tel:022-262-6864
日程:6月24日(土)〜7月9日(日)
時間:11:00〜20:00
入場料:無料